「絹さや」と「さやえんどう」の違い、あなたは説明できますか?
絹さやとさやえんどう。同じように見えるこの2つですが、何か違いはあるのでしょうか。
このページを読めば「絹さや」と「さやえんどう」の違いがわかります。
広辞苑より
広辞苑 第七版で各言葉は次のように表現されています。
絹さやの定義
「莢豌豆さやえんどう」参照。
広辞苑 第七版 725Pより [発行所:株式会社岩波書店]
続いて「さやえんどう」を広辞苑で調べると、
若いエンドウで、莢ごと食用にするもの。特に柔らかく軟化栽培したものを絹莢きぬさやという。
広辞苑 第七版 1196Pより [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、絹さや=さやえんどうということが分かりました。
絹さやはさやをより柔らかく改良された品種で、中の豆が小さく平べったいのが特徴です。
緑色がキレイで映えるため、そのまま食べるだけでなく、単体で塩ゆでしたものを筑前煮やそぼろ丼などの彩としても重宝されています。
さやえんどうの定義
若いエンドウで、莢ごと食用にするもの。特に柔らかく軟化栽培したものを絹莢きぬさやという。
広辞苑 第七版 1196Pより [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、さやごと食べられるエンドウマメを「さやえんどう」と呼ぶため、「さやえんどう」と言う品種などではありません。
そのため、さやごと食べる「絹さや」や「スナップエンドウ」も「さやえんどう」に含まれます。
つまり「絹さや」と「さやえんどう」の違いは?
つまりそれぞれの違いは
- 絹さやは「さやをより柔らかく改良されたエンドウの品種で、早採りし、中の豆が小さく平べったいのが特徴」
- さやえんどうは「さやごと食べられるエンドウマメのことで、絹さやとスナップエンドウもこれに含まれる」
となり、絹さや=さやえんどうであることが分かりました。
しかし、スナップエンドウもサヤエンドウの一種のため注意が必要です。
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