白ごまと黒ごまの違い、あなたは説明できますか?
料理により使い分けられる白ゴマと黒ゴマですが、その違いを明確に答えられる人は少ないかもしれません。
このページを読めば「白ごま」と「黒ごま」の違いがわかります。
広辞苑より
広辞苑 第七版で各言葉は次のように表現されています。
白ごまの定義
まずは「ごま」について広辞苑で調べてみると、
ゴマ科の一年生作物。原産地はアフリカとされ、胡(西域のこと)を経て古く中国から渡来した。中国・インドに生産が多い。蒴果さくか中に小さい多数の種子をつけ、油を含む。九月ごろ収穫。食用とし、また、搾って半乾性の油をとる。白胡麻・黒胡麻・茶胡麻などがある。ウゴマ。
広辞苑 第七版 1097Pより [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、食用のごまは植物から取れた種であり、白ごま、黒ごま、金ごまなどの種類は品種の違いであることが分かりました。
続いて、「白ごま」は広辞苑に掲載が無いため食品会社のサイト等でリサーチしたところ、白ごまは「種子の皮が白いもので、甘みがあってリノール酸やオレイン酸などの脂質が多く、カルシウムやセサミン、抗酸化作用のあるゴマグリナンなどの栄養素が黒ゴマよりも多い」ことが分かりました。
白ごまはあまり主張が強くないため、炒め物や和え物のトッピングとして使い勝手がよく様々な料理に使用されます。
黒ごまの定義
黒ごまも広辞苑に掲載が無いため食品会社のサイト等でリサーチしたところ、黒ごまは「種子の皮が黒いもので、多くの栄養価が白ごまに劣るものの、白ごまにはないアントシアニンというポリフェノール色素が含まれている」ことが分かりました。
黒ごまは香ばしく、香りが強いためお菓子などに使われることが多いです。
つまり「白ごま」と「黒ごま」の違いは?
つまりそれぞれの違いは
- 白ごまは「種皮が白く、黒ごまより若干栄養価が高い上に風味の主張が少ないため多くの料理に使いやすい」
- 黒ごまは「種皮が黒く、香りが強いためお菓子などに使用される」
となり、種皮の色の違いと栄養にも違いがあることが分かりました。
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