「タレ」と「ソース」の違い、あなたは説明できますか?
どちらも調味料の一種ですが、両者に明確な違いはあるのでしょうか。

このページを読めば「タレ」と「ソース」の違いがわかります。
広辞苑より
広辞苑 第七版で各言葉は次のように表現されています。
タレの定義
「タレ」を広辞苑で調べると、
焼物・鍋物の調味用の汁。醬油や味噌などに調味料・香辛料を加えて作る。
広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで「タレ」は主に砂糖、醤油、みりんなどを煮詰めて作る和風調味料を指すことが分かりました。
「タレ」の語源は、醬油のない時代に調味料として使われていた煮詰め布袋(味噌と水)を吊るときに下に液が垂れ落ちることから来ていると言われています。
「タレ」は合わせ調味料のことを指すので、例えば調味料が醤油だけのように1種類の場合は一般的に「タレ」とは呼びません。また、焼肉などで食べる直前に好みの量をつける「タレ」はつけだれと呼びます。

ソースの定義
「ソース」を広辞苑で調べると、
西洋料理の調味に用いる液体。料理の一部として作るほか、調味料として市販されているものもある。 特に、ウスター‐ソースのこと。
広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、「ソース」は西洋料理に用いられる液体状の調味料であることが分かりました。
「ソース」の語源は、ラテン語のsalsusであり、塩で味付けしたという意味があります。
日本にはフランス語のsauceが英語経由で伝えられ明治初頭に洋醤、新味醤油という名前で発売されました。
「ソース」は単体で食されることはなく、他の料理に風味や水分、装飾などを目的として用いられます。例えば、「ソース」にはベシャメルソース、グレイビーソース、トマトソース、ウスターソース、など様々な種類があります。

つまり「タレ」と「ソース」の違いは?
つまりそれぞれの違いは
- タレは「砂糖、醤油、みりんなどを煮詰めて作る和風調味料」
- ソースは「西洋料理に用いられる液体状の調味料」
となり、「タレ」は合わせ和風調味料であるのに対し、「タレ」は西洋料理に用いる液体調味料であることが分かりました。
「お好みソースと焼きそばソースとたこ焼きソースの違い」についてもまとめています。
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