「普通の水」と「アルカリ電解水」の違い、あなたは説明できますか?
どちらも透明な水ですが、両者に明確な違いはあるのでしょうか。
このページを読めば「普通の水」と「アルカリ電解水」の違いがわかります。
広辞苑より
広辞苑 第七版で各言葉は次のように表現されています。
普通の水の定義
「水」を広辞苑で調べると、
酸素と水素との化合物。分子式はH2O
広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]
純粋のものは無色・無味・無臭で、常温では液状をなす。動植物体の70〜90パーセントを占め、生存上欠くことができない。
とのことで、「普通の水」は酸素と水素の化合物で、無色、無味無臭の液体、ということがわかりました。
日本語では特にお湯と対比され、温度が低くとも液体の状態を水、としています。
また、液状のもの全般を水と呼ぶこともあります。
常温常圧では液体で透明な水ですが、ごくわずかに青緑色をしています。
ですので、海、湖、大きな川など、大量の水は青色に見えます。
このような状態で見える水の色を、日本語ではそのまま水色と呼んでいます。
アルカリ電解水の定義
「アルカリ電解水」は広辞苑に記載がないため「電解水」を広辞苑で調べると、
電解質の水溶液を電解して生成する水。
広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]
次亜塩素酸を含む強酸性電解水には殺菌作用があり、水酸化ナトリウムを含むアルカリ性電解水には界面活性作用がある。
とのことで、「アルカリ電解水」は水酸化ナトリウムを含む界面活性作用のある水ということがわかりました。
電解質とは、水などにある物質を溶かしたとき、その溶液が電気を通すようになる物質のことです。
アルカリ電解水は、アルカリ性のイオン水の通称で、飲用可能なものと不可能なものに大別されます。
また、アルカリ電解水を飲用にできる範囲は、㏗9〜10と薬機法等で規定されています。
掃除用として市販されているアルカリ電解水は㏗11以上の強アルカリ性のため引用としての使用は出来ません。
掃除用の強アルカリ性電解水は、食器洗いなどキッチン回りの掃除に使用でき、特に油脂等の有機物に対して高い洗浄力があります。
つまり「普通の水」と「アルカリ電解水」の違いは?
つまりそれぞれの違いは
- 普通の水は「酸素と水素の化合物で、無色、無味無臭の液体」
- アルカリ電解水は「界面活性作用のある水で掃除に使用される」
となり、「普通の水」は日本では温度が低く液体の状態を水と呼び、「アルカリ電解水」は㏗により飲用と掃除用に分かれるイオン水、であることがわかりました。
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