天かすと揚げ玉の違い、あなたは説明できますか?
地域によっても呼び名が別れる天かすと揚げ玉ですが、明確な違いを答えられる人は少ないはず。
このページを読めば「天かす」と「揚げ玉」の違いがわかります。
広辞苑より
広辞苑 第七版で各言葉は次のように表現されています。
天かすの定義
(「テンプラかす」の略)「揚げ玉」のこと。
広辞苑 第七版 2020Pより [発行所:株式会社岩波書店]
広辞苑では天かすと揚げ玉が同じ意味として掲載されていますが、一般的に使われている言葉としては細かい違いがあるようです。
例えばWikipedia等でリサーチしたところ、天かすは「その名の通り天ぷらを揚げた際に出た揚げカスで、蕎麦やうどんなどに添えることもあるが、廃棄されることも多い」ことが分かりました。
つまり、天かすは敢えて作ったものではなく、天ぷらを作る際に生じる副産物となります。
揚げ玉の定義
てんぷらを揚げるとき油の中に散った衣のかす。天かす
広辞苑 第七版 37Pより [発行所:株式会社岩波書店]
こちらも広辞苑では天かすと揚げ玉が同じ意味として掲載されていますが、Wikipedia等でリサーチしたところ、揚げ玉は「食材として使用する目的で、小エビや割いたイカなどを混ぜて意図的に作ったもの」であり、商品として工場で生産されたものは均一に丸いものが多くあります。
つまり「天かす」と「揚げ玉」の違いは?
つまりそれぞれの違いは
- 天かすは「天ぷらを揚げた際に生じるカス」
- 揚げ玉は「小エビなどを入れて食材として意図的に作ったもの」
となり、意図的に作ったか否かが違いとなることが分かりました。
同様の意味として使用されることも多くありますが、お蕎麦屋さんの店主などには意図的に作った揚げ玉を「天かす」と呼ばれることを嫌う方々もいますので注意したいところです。
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