豚肉のロースと肩ロースの違い、あなたは説明できますか?
レシピに「豚のロース肉」と記載があった場合、安い肩ロースを使ったりしていませんか?
このページを読めば「ロース」と「肩ロース」の違いがわかります。
広辞苑より
広辞苑 第七版で各言葉は次のように表現されています。
ロースの定義
(ローストの転)ローストに適する牛・豚・羊の肩から腰部にかけての部位。→牛肉(図)・豚肉(図)。
広辞苑 第七版 3137Pより [発行所:株式会社岩波書店]
続いて「豚肉」を広辞苑で調べてみると、下のような図の掲載があり、背中部分の肉であることが分かります。
さらに肉質等について精肉店などのサイトでリサーチしたところ、豚のロース肉は「赤身と脂身が別れているのが特徴の柔らかい部位で、厚切りはとんかつやソテー、薄切りは生姜焼きなどに使われるなど幅広く使われる部位」であることが分かりました。
肩ロースの定義
肩ロースについては広辞苑に掲載がありませんでしたが、先ほどの図の通り首の後ろからロースにかけての部位であることが分かります。
さらに肉質等について精肉店などのサイトでリサーチしたところ、豚の肩ロース肉は「赤身に脂身が網目状に入っているのが特徴で、ロースに比べ焼いたときに硬くなるため、しっかりと筋切りをする他、煮込み料理に向いている」とのことで、スーパーではロースよりあまり見かけませんが、安く売られていることが多いです。
つまり「ロース」と「肩ロース」の違いは?
つまりそれぞれの違いは
- ロースは「赤身と脂身が別れている柔らかい部位で、とんかつや生姜焼きなどに使われる」
- 肩ロースは「赤身に脂身が網目状に入っていて、硬く、煮込み料理などに向いている」
となり、「ロース」とついていてもロースと肩ロースは全くの別物であることが分かります。
ロースのレシピを肩ロースで作ると、硬くなり上手く行かないことがあるので注意が必要です。
時雨煮(しぐれに)と佃煮(つくだに)の違いはこちらです。
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