「食塩」と「あじしお」の違い、あなたは説明できますか?
どちらもさまざまな料理に使われる基本の調味料ですが、両者に明確な違いはあるのでしょうか。
このページを読めば「食塩」と「あじしお」の違いがわかります。
広辞苑より
広辞苑 第七版で各言葉は次のように表現されています。
食塩の定義
「食塩」を広辞苑で調べると、
食用の塩。主成分は塩化ナトリウム。鉱床または海水中に存在する。味つけおよび防腐剤に用いるほか、工業上、水酸化ナトリウム・炭酸ナトリウム・塩素・塩酸などの製造原料。
広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、「食塩」は塩化ナトリウムを主成分としたもので、味付けや防腐剤として使われていることが分かりました。
「食塩」は海水を蒸発させて作られており、99%以上が塩化ナトリウムで、残りは炭化マグネシウムなどが微量含まれています。
味は塩辛く、料理の味付けに用いたり、食材を塩漬けにして長期保存をしたり、融雪剤として用いられたりとさまざまな場面で役立っています。
あじしおの定義
「あじしお」は広辞苑に掲載がないためWikipedia等で調べると、「あじしお」は味の素株式会社から発売されている調味料であることが分かりました。
「あじしお」は食塩にうま味成分であるグルタミン酸ナトリウムをコーティングして作られています。
「あじしお」は1960年から発売されており、長い間消費者に愛されている商品のひとつです。
つまり「食塩」と「あじしお」の違いは?
つまりそれぞれの違いは
- 食塩は「塩化ナトリウムを99%以上含む調味料で海水を蒸発させて作られる」
- あじしおは「味の素株式会社から発売されている商品で、食塩にうま味成分を加えた調味料」
となり、「食塩」は塩化ナトリウムを主成分とした調味料であるのに対し、「あじしお」は味の素株式会社から発売されている調味料であることが分かりました。
魚の切り身の塩と甘塩の違いはこちらでまとめています。
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