「牛乳」と「加工乳」と「乳飲料」の違い、あなたは説明できますか?
いずれも牛の乳汁を使用するものですが、それぞれに明確な違いはあるのでしょうか。
このページを読めば「牛乳」と「加工乳」と「乳飲料」の違いがわかります。
広辞苑より
広辞苑 第七版で各言葉は次のように表現されています。
牛乳の定義
「牛乳」を広辞苑で調べると、
牛の乳汁。白色の液汁で、脂肪・蛋白質・糖分・ビタミン・無機質に富む。殺菌などを経て飲料として市販するほか、バター・チーズ、練乳・乳酸菌飲料などの原料。
広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、「牛乳」は、白色の液汁で脂肪や蛋白質、糖分やビタミンが含まれる牛の乳汁であることが分かりました。
「牛乳」は栄養価が高く、飲用とするほかアイスクリーム、バター、チーズなどの原料としても使用されます。また、お菓子作りや料理の材料にも使用されます。
加工乳の定義
「加工乳」を広辞苑で調べると、
生乳・牛乳や、これらから作る乳製品(粉乳・濃縮乳・クリーム・バターなど)を原料とする飲用乳。低脂肪乳・濃厚牛乳など。
広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、「加工乳」は、生乳や牛乳、乳製品を原料とした飲用乳であることがわかりました。
「加工乳」は生乳などを主原料にして、乳製品を加えて作られますがその種類は様々で消費者の好みを考えた低脂肪のものから、濃厚な風味にしたものなどがあります。
乳飲料の定義
「乳飲料」を広辞苑で調べると、
牛乳・脱脂乳を主な原料として、コーヒー・ココア・果汁・甘味料などを加えた飲料。
広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、「乳飲料」は、牛乳や脱脂乳にコーヒー、ココア、果汁、甘味料などが加えられた飲料であることがわかりました。
「乳飲料」は牛乳などに乳製品やその他の成分を加えた商品で、例えば、コーヒー牛乳やいちごミルクなどがそれにあたります。「乳飲料」の見分け方は、商品パッケージに必ず記載のある「食品表示」で判別することが可能です。
つまり「牛乳」と「加工乳」と「乳飲料」の違いは?
つまりそれぞれの違いは
- 牛乳は「白色の液汁で脂肪や蛋白質、糖分やビタミンが含まれる牛の乳汁」
- 加工乳は「生乳や牛乳、乳製品を原料とした飲用乳」
- 乳飲料は「牛乳や脱脂乳にコーヒー、ココア、果汁、甘味料などが加えられた飲料」
となり、「牛乳」は広く加工乳も含めた牛の乳汁を指すのに対し、「加工乳」は生乳や牛乳、乳製品を原料とした飲用乳であり、「乳飲料」は牛乳や脱脂粉乳にコーヒーなどを加えた飲料であることが分かりました。
他にも「牛乳の違い」に関する記事をまとめています。
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