関東・関西・北海道における「ひなあられ」の違い、あなたは説明できますか?
ひなあられといえば、ひな祭りの時に食べるお菓子ですが、地域によって明確な違いはあるのでしょうか。
このページを読めば関東・関西・北海道の「ひなあられ」の違いがわかります。
広辞苑より
広辞苑 第七版で各言葉は次のように表現されています。
関東のひなあられの定義
まず「ひなあられ」を広辞苑で調べると、
3月3日の雛祭に供えるあられ。蒸した糯米もちごめを乾して煎り、砂糖をかけて熱しながらほぐして乾かしたもの。
広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、「ひなあられ」は3月3日のひな祭りに供えられるあられです。
ひなあられには様々な色がつけられていて、白色は雪、緑色は木々の芽、桃色は生命を表していると言われています。
次に、「関東のひなあられ」についてインターネットで調べてみたところ、うるち米や豆を炒ったものにカラフルな砂糖をかけて色や甘みをつけたもので、見た目や作り方はポン菓子に似ていることがわかりました。
江戸時代に縁起物のよい食べものとして自宅に供えられていた「はぜ」が由来となっています。
関西のひなあられの定義
「関西のひなあられ」についてインターネットで調べてみたところ、もち米を原料にして塩や醤油で味をつけたあられで、1センチ程度の丸い形状であることがわかりました。
雛祭りに供える菱餅を砕いて炒ったのが始まりとされています。
京都では、お釈迦様の命日に行う「涅槃会(ねはんえ)」のときに小さなおかきを醤油や黒砂糖で黒くコーティングしたものをお供えしていました。
この風習が関西地域に広がったと言われています。
北海道のひなあられの定義
「北海道のひなあられ」についてインターネットで調べてみたところ、北海道にはかりんとうのようなひなあられがあることがわかりました。
材料は小麦粉で、関東や関西のひなあられよりも固い食感です。
味もかぼちゃやほうれん草、人参、青のりなど、すこし変わったものがあります。
つまり「ひなあられ」の関東・関西・北海道の違いは?
つまりそれぞれの違いは
- 関東は「うるち米や豆を原料とした甘いポン菓子」
- 関西は「もち米を原料とした丸くてしょっぱいあられ」
- 北海道は「小麦粉を原料としたカラフルなかりんとう」
となり、いずれもひな祭りに供えられるお菓子ですが、地域によって原料や味が全く異なることがわかりました。
そのほか関東風・関西風の違いをいくつかまとめています。
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