「ベーキングパウダー」と「ドライイースト」の違い、あなたは説明できますか?
どちらも生地を膨らませる役割をしますがお菓子にはベーキングパウダー、パンにはドライイーストと使い分けがされています。
このページを読めば「ベーキングパウダー」と「ドライイースト」の違いがわかります。
広辞苑より
広辞苑 第七版で各言葉は次のように表現されています。
ベーキングパウダーの定義
重曹を主成分とする膨張剤。ケーキ・ビスケット・饅頭まんじゅうの皮などを、ふっくらと仕上げるのに用いる。ふくらし粉。
広辞苑 第七版 2631Pより [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、重曹が主成分であるベーキングパウダーは小麦粉や卵などの他の材料と混ぜてすぐに焼くだけで膨らむため調理に時間がかからず、手軽に使用できます。
ベーキングパウダーは材料と混ぜて焼くことで炭酸ガスを発生させてふんわりと縦に膨らむのが特徴で、さっくりとした仕上がりになるためお菓子作りに使用されます。
ドライイーストの定義
乾燥酵母。一般には、パン酵母の乾燥品を指す。
広辞苑 第七版 2124Pより [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、ドライイースは主にパン作りに使用される酵母でふわふわと強く膨らむのが特徴です。
また、ドライイースは炭酸ガスを発生させるまでに生地を寝かせる時間がかかるため、出来上がりまでに時間を要します。
つまり「ベーキングパウダー」と「ドライイースト」の違いは?
つまりそれぞれの違いは
- ベーキングパウダーは「重曹が主成分であり、材料と混ぜて焼くだけですぐに膨らむ手軽さがある」
- ドライイーストは「主にパンに使用する乾燥酵母で、ふわふわと強く膨らむが、発酵に時間がかかる」
となり、どちらも生地を膨らませる性質を持ちますが原料も膨らみ方も違うことが分かりました。
安易に代用すると、使用量の調整も難しく、膨らみ方も違うため思った出来にならないことが予想されます。
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