生クリームとホイップクリームの違い、あなたは説明できますか?
そもそも白いクリームをとりあえず「生クリーム」と呼んでいる人も多いはず。
このページを読めば「生クリーム」と「ホイップクリーム」の違いがわかります。
広辞苑より
広辞苑 第七版で各言葉は次のように表現されています。
生クリームの定義
(カスタード-クリームなど加熱して作るクリームに対していう)牛乳から分離した淡黄白色の脂肪分。洋菓子や料理の材料とする。クリーム。
広辞苑 第七版 2185Pより [発行所:株式会社岩波書店]
ホイップクリームの定義
「ホイップクリーム」を広辞苑で調べたところ、「ホイップ」でのみ掲載がありました。
卵白や生クリームを攪拌かくはんし泡立てること。「―‐クリーム」
広辞苑 第七版 2660Pより [発行所:株式会社岩波書店]
広辞苑を見る限りだと、生クリームを泡立てる(ホイップする)とホイップクリームになる。
つまり、生クリームとホイップクリームの原料は同じものと読み取れます。
しかしWikipediaを見てみると、生クリームは「生乳、牛乳または特別牛乳から乳脂肪分以外の成分を除去し、乳脂肪分を18.0%以上にしたもの」と乳等省令により定められているそうです。
そのため、一般的には牛乳から取り出した脂肪分を「生クリーム」と言い、「生クリーム」や「純生クリーム」などと表記されて売られています。
一方植物性の原料で作られたものや、乳脂肪分18.0%未満の安価なものは「生クリーム」を名乗れないために「ホイップクリーム」等の名前で販売されているようです。
つまり「生クリーム」と「ホイップクリーム」の違いは?
つまりそれぞれの違いは
- 生クリームは「生乳や牛乳の乳脂肪のみを原料としたを脂肪分18.0%以上のもの」
- ホイップクリームは「植物性や脂肪分18.0%未満のもの」
となります。
ホイップ(撹拌)されているからホイップクリームというわけではないんですね。
動物性クリームが植物性クリームよりも高い理由が分かります。
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