「オリーブオイル」と「エキストラバージンオリーブオイル」の違い、あなたは説明できますか?
どちらもオリーブから作られる植物性油で、スーパーなどでもよく見かけますが、両者に明確な違いはあるのでしょうか。
このページを読めば「オリーブオイル」と「エキストラバージンオリーブオイル」の違いがわかります。
広辞苑より
広辞苑 第七版で各言葉は次のように表現されています。
オリーブオイルの定義
「オリーブオイル」を広辞苑で調べると、
オリーブ油ゆに同じ。
広辞苑 第七版 455 Pより [発行所:株式会社岩波書店]
さらに「オリーブ油」を広辞苑で調べると、
オリーブの果実から採取する帯緑黄色の不乾性油。食用・薬用のほか、石鹸の原料などに用いる。オレーフ油。
広辞苑 第七版 455Pより [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、「オリーブオイル」はオリーブの果実から作られる油であることがわかりました。
オリーブオイルは精製して料理に使用しやすい風味に整えられており、主に加熱料理に使用されます。
料理以外では、オリーブオイルには肌を守る成分が含まれること、また、主成分が肌の皮脂成分に近いことから、肌なじみの良い美容成分としても注目されています。
エキストラバージンオリーブオイルの定義
「エキストラバージンオリーブオイル」は広辞苑に掲載がないため、まず「エキストラ」を広辞苑で調べると、
臨時のもの。番外のもの。
広辞苑 第七版 319Pより [発行所:株式会社岩波書店]
続いて「バージンオリーブオイル」を広辞苑で調べると、
オリーブの果実から絞ったままの、精製していない油。
広辞苑 第七版 2302Pより [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、つまり「エキストラバージンオリーブオイル」は直訳すると、とても品質の高い純粋なオリーブオイルであるということがわかりました。
また、オリーブオイルの国際規格を定める国際オリーブ協会(IOC)では、『オリーブの実だけを原料にし、加熱や化学的な処理を行っていないもの』をバージンオリーブオイルと呼び、さらにその中でも『遊離酸度が0.8%以下で、風味に欠点がないもの』だけをエキストラバージンオリーブオイルと呼ぶことを認めています。
エキストラバージンオリーブオイルは、オリーブオイル特有の香りが強く、一般的にはマリネやパンにつけるなど、生で使う料理に使用されます。
つまり「オリーブオイル」と「エキストラバージンオリーブオイル」の違いは?
つまりそれぞれの違いは
- オリーブオイルは「オリーブから採取した油を精製したもので、味や香りがマイルド」
- エキストラバージンオリーブオイルは「オリーブの実に含まれる天然成分が、そのまま香りや味わいとなっている高品質なオリーブオイル」
となり、「オリーブオイル」は主に加熱調理に使用されるのに対し、「エキストラバージンオリーブオイル」はオリーブの風味を活かしたい料理に主に使用される、最高級のオリーブオイルであることが分かりました。
コメント