「焼酎」と「泡盛」の違い、あなたは理解していますか?
泡盛も焼酎の一種なんじゃないの?と疑問に思っている人も多いかもしれません。
このページを読めば「焼酎」と「泡盛」の違いがわかります。
広辞苑より
広辞苑 第七版で各言葉は次のように表現されています。
焼酎の定義
蒸留酒の一種。日本酒製造の際の醪もろみまたは酒粕を蒸留したもの。または米・麦・粟・黍きび・稗ひえ・玉蜀黍とうもろこし・甘藷・馬鈴薯・糖蜜などを原料として造り、水で薄めたもの。飲料とし、また、各種の酒類製造の原料に用いる。
広辞苑 第七版 1445Pより [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、焼酎の原料は米・麦・芋など多岐に渡ることが分かりました。
また、蒸留酒である焼酎はアルコール度数が25%前後と高いため、氷を入れたり水やお湯で割って飲むのが一般的です。
泡盛の定義
沖縄特産の焼酎。多くタイ産の砕米を原料とし、黒麹くろこうじ菌で麹にし、これに水と酵母とを加え発酵させ蒸留する。長年熟成したものを沖縄では古酒クースといい芳醇。アルコール20〜40パーセントを含む。
広辞苑 第七版 114Pより [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、泡盛も焼酎の一部であることが分かりました。
しかし、泡盛の原料は主に「タイ米」で、「黒麹菌」を使用し、アルコール度数が他の焼酎より高いのが特徴です。
タイ米と黒麹菌を使用することで、甘みの強い濃厚な香りと味わいになります。
また、「仕込み」と呼ばれる「発酵」を2度行う焼酎に対し、泡盛は「仕込み」が1度なのも大きな違いです。
つまり「焼酎」と「泡盛」の違いは?
つまりそれぞれの違いは
- 焼酎は「米・麦・芋などが原料で、アルコール度数が25%前後のもの」
- 泡盛は「タイ米と黒麹菌を使用した、アルコール度数がより高いもので、甘みが強く濃厚な香りが特徴」
となります。
一応泡盛は焼酎の一種ではありますが、原料や発酵過程の違いにより、アルコール度数や味わいが異なることが分かりました。
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