「クーポン」と「割引券」の違い、あなたは理解していますか?
クーポンの提示で割り引かれることがあるため、クーポン=割引券の認識の人も多いかもしれません。
このページを読めば「クーポン」と「割引券」の違いがわかります。
広辞苑より
広辞苑 第七版で各言葉は次のように表現されています。
クーポンの定義
切取り式の券。回数券や債券の利札の類。一般に、割引券・優待券。
広辞苑 第七版 818Pより [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、「クーポン」は「切り取り式の券」を指すため、「クーポン券」などの言い方はおかしいことが分かりました。
ですがクーポンには割引券のみならず、サービス券や交換券など様々な意味合いの「券」が含まれており、誤用が常用されるケースがみられます。
割引券の定義
「割引」を広辞苑で調べてみると、
一定の価額中から何割かを減ずること。「―券」
広辞苑 第七版 3176Pより [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、割引券は「その券を提示することで通常価格から割り引いてくれるもの」を指します。
交換券やサービス券など、様々なお得な券がありますが、割引券は「〇〇円引き券」や「〇%OFF券」など、「価格を減額してくれる券」のみを指すことが分かりました。
つまり「クーポン」と「割引券」の違いは?
つまりそれぞれの違いは
- クーポンは「切取り式の券などを指し、クーポンには割引券やサービス券、引換券などが含まれる」
- 割引券は「“〇〇円引き”や”〇%引き”などの表示があり、元値より金額を割り引く券」
となり、割引券はクーポンの一種であることが分かりました。
割引券を「クーポン」と表現しても通じますし、もちろん間違いではありませんが、クーポンには多くの券が含まれることが分かりました。
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