魚の切り身の「塩」と「甘塩」の違い、あなたは説明できますか?
鮭などの魚の切り身には「生鮭」「塩紅鮭」「甘塩鮭」など…種類が豊富で困ってしまいますよね。
このページを読めば「塩」と「甘塩」の違いがわかります。
広辞苑より
広辞苑 第七版で各言葉は次のように表現されています。
塩鮭の定義
塩鮭や塩サバなどありますが、ここでは「塩鮭」を広辞苑で調べてみると
塩漬にした鮭。歳暮の贈答に多く用いる。塩引しおびき。
広辞苑 第七版 1247Pより [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、塩漬けにした魚は「塩引」とも言うことが分かりました。
また、塩漬けにした魚はその塩分濃度によって甘口・中辛・辛口・大辛と記載があるが、店によっても濃さは様々となります。
甘塩の定義
塩気のうすいこと。うすじお。
広辞苑 第七版 83Pより [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、「甘塩」と書かれている魚の切り身は甘いわけではなく「塩気が薄い」という意味であることが分かりました。
つまり、「塩鮭(甘口)」と記載のものと「甘塩」と書かれた魚の切り身は同じとなり、身の塩分濃度がおおむね3%未満のものを指します。
つまり魚の切り身の「塩」と「甘塩」の違いは?
つまりそれぞれの違いは
- 塩は「塩鮭や塩サバなど、魚を塩漬けにしたもの」
- 甘塩は「塩気が薄いことで、うすしおや甘口と同意語」
となり、塩分濃度の違いであることが分かりました。
甘塩と聞くと、甘みがあるの?と思ってしまいますが、ほんのり塩気のあることを指します。
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