「純正ラード」と「調整ラード」の違い、あなたは説明できますか?
どちらも油の種類で、主に肉料理に使われるイメージがありますが、両者に明確な違いはあるのでしょうか。
このページを読めば「純正ラード」と「調整ラード」の違いがわかります。
広辞苑より
広辞苑 第七版で各言葉は次のように表現されています。
純正ラードの定義
「純正ラード」は広辞苑に掲載されていないため「ラード」で調べると、
豚の脂肪から精製した半固体の料理用の油。豚脂。
広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、「ラード」は豚の脂肪から作った油であることが分かりました。
「ラード」は豚の背脂を精製して作っている半個体の油で、料理にコクを出したり、おいしさを引き出すために使われます。
「純正ラード」は100%豚の脂のみを使ったものです。香りが強いため、チャーハンや炒め物に適しています。
調整ラードの定義
「調整ラード」は広辞苑に掲載されていないためWikipediaや実際の商品を見てみると、「調整ラード」は豚の脂に他の油をブレンドしたラードであることが分かりました。
「調整ラード」は豚の他に牛脂や植物性油脂を加えていて、ややあっさりしているのが特徴です。また「純正ラード」に比べてコストが抑えられるため、揚げ物など大量に使用する際におすすめです。
「調整ラード」は脂にニンニクやネギなどの香りを加えたものもあり、料理に合わせて使うのが良いでしょう。
つまり「純正ラード」と「調整ラード」の違いは?
つまりそれぞれの違いは
- 純正ラードは「精製された豚の脂のみを使用して作ったもの。香りが強く、炒め物に適している」
- 調整ラードは「豚の脂の他に牛脂や植物性油脂を加えたもの。あっさりとしており、価格が安い」
となり、「純正ラード」と「調整ラード」は用途によって使い分けることができる脂であることが分かりました。
油と脂の違いはこちらでまとめています。
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