「スコーン」と「ホットビスケット」の違い、あなたは理解していますか?
どちらも口の中の水分を奪われる、少しモソモソするおやつのイメージがありますが…
このページを読めば「スコーン」と「ホットビスケット」の違いがわかります。
広辞苑より
広辞苑 第七版で各言葉は次のように表現されています。
スコーンの定義
小形の丸い菓子パン。イギリスではジャムなどを添えてお茶の時間に食べる。
広辞苑 第七版 1559Pより [発行所:株式会社岩波書店]
さらに詳しくWikipedia等でリサーチしたところ、スコーンは「イギリス発祥の菓子パン」であることが分かりました。
イギリスではスコーンにジャムやクロテッドクリームを添えて紅茶を飲む習慣を「クリームティー」と呼ぶなど、スコーンは紅茶文化に欠かせない存在です。
また、英国式スコーンはプレーンが多く、具材を入れたとしてもチーズなナッツ、ベリーなどをアクセント程度に入れたシンプルなものとなります。
ホットビスケットの定義
「ホットビスケット」は広辞苑に掲載が無いため、料理サイト等でリサーチしたところ、アメリカで「プレーンのスコーン」を「ビスケット」と呼んでいることが分かりました。
日本ではケンタッキーやコンビニの人気商品としてもお馴染みの「ビスケット」を「ホットビスケット」と呼ぶことがありますが、「ホット」を付けるのは日本だけのようです。
また、アメリカではプレーンのスコーンを「ビスケット」と呼ぶのに対し、具入りのスコーンのみを「スコーン」と呼ぶようです。
アメリカでの具入りスコーンは英国式スコーンに比べ、バターや砂糖が多く、チョコなどの具材がガッツリ入ったものとなります。
そのため日本で言うところのホットビスケットは英国式のスコーンと差はなく、反対に日本で言うスコーンはアメリカ式の甘いスコーン(スターバックスなどでお馴染みの)を指す場合が多いかもしれません。
つまり「スコーン」と「ホットビスケット」の違いは?
つまりそれぞれの違いは
- スコーンは「英国式のシンプルなものと、北米式の具材たっぷりの甘いものとに分かれるが、日本では北米式の甘いスコーンを指す場合が多い」
- ホットビスケットは「プレーンのスコーンを指す」
となります。
確かに「スコーン」と言っても、英国式のスコーンを思い浮かべる人と、北米式の具材たっぷりのスコーンを想像する人で別れそうです。
他にもケーキや菓子の違いについてまとめています。
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