「クッキー」と「ショートブレッド」の違い、あなたは説明できますか?
どちらも小麦粉を使った焼き菓子ですが、両者に明確な違いはあるのでしょうか。

このページを読めば「クッキー」と「ショートブレッド」の違いがわかります。
広辞苑より
広辞苑 第七版で各言葉は次のように表現されています。
クッキーの定義
「クッキー」を広辞苑で調べると、
ビスケットに類する洋菓子。ビスケットより脂肪分が多いものをいう。
広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、「クッキー」は脂肪分が多いビスケット類の洋菓子、ということがわかりました。
日本では、ビスケットとクッキー両方の名前が使われていますが、本来は同じお菓子を指します。
クッキーは主にアメリカで使われる言葉ですが、アメリカ以外の英語圏では「ビスケット」と呼ぶのが一般的です。
ちなみに、日本ではクッキーとビスケットを明確に区別する基準があり、糖分と脂肪分の合計が40%以上含まれていて、手作り風の見た目のものを「クッキー」とする決まりがあります。

ショートブレッドの定義
「ショートブレッド」は広辞苑に記載がないためWikipedia等を調べたところ、「ショートブレッド」は強いバターの風味があるスコットランドの伝統的な菓子、ということがわかりました。
ショートブレッドの「ショート」は食感がサクサク、あるいはポロポロするという意味があり、「ブレッド」はパン、もしくは焼き菓子という意味があります。
ショートブレッドはシンプルな焼き菓子であり、基本的な材料は、小麦粉、バター、砂糖の3種類です。
この3種類の材料に卵が加わると、名前が「ビスケット」に変化するため、ショートブレッドに卵が入ることはありません。
またバターを大量に使うため、オーブンで焼く際は、バターが流れ出さない程度に「白く焼き上げる」のが正しいとされています。

つまり「クッキー」と「ショートブレッド」の違いは?
つまりそれぞれの違いは
- クッキーは「脂肪分が多いビスケット類の洋菓子」
- ショートブレッドは「強いバターの風味があるスコットランドの伝統的な菓子」
となり、「クッキー」はアメリカでビスケットを指す言葉で、「ショートブレッド」は基本的に小麦粉、バター、砂糖のみで作る焼き菓子であることがわかりました。
他にもケーキや菓子の違いについてまとめています。
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