「サワー」と「チューハイ」の違い、あなたは説明できますか?
どちらも炭酸の入ったお酒ですが、明確な違いはあるのでしょうか。
このページを読めば「サワー」と「チューハイ」の違いがわかります。
広辞苑より
広辞苑 第七版で各言葉は次のように表現されています。
サワーの定義
「サワー」を広辞苑で調べると
(「酸っぱい」の意)ウィスキー・ジンなどの蒸留酒に、レモン‐ジュースなどを加えて酸味をもたせたカクテル。居酒屋などでは炭酸水で割ったものをいう。
広辞苑 第七版 1204Pより [発行所:株式会社岩波書店
とのことで、サワーには「酸っぱい」の意味があるためジンやウォッカなどの蒸留酒をベースに、レモンやグレープフルーツといった柑橘系の果汁や甘みを加えたものを炭酸水で割った飲み物を指すことが分かりました。
確かに「サワー」とつく名のお酒は炭酸で割られており、レモンサワーやグレープフルーツサワー、ウメサワー、すだちサワー、ライムサワーなど酸味のあるものが多いです。
しかし、実際の居酒屋メニューや市販の「サワー」には「もも」や「りんご」、「カルピス」などお酒と炭酸で割って入るものの酸味の無いものあります。
チューハイの定義
「チューハイ」を広辞苑で調べると、
(「焼酎ハイボール」の略)焼酎を炭酸水で割った飲み物。
広辞苑 第七版 1894Pより [発行所:株式会社岩波書店
とのことで、酎ハイ(チューハイ)の酎は「焼酎」の酎であることが分かりました。
しかしサントリーのサイトを見てみると、
「チューハイ」に厳密な区分や法律上の規定があるわけではなく、焼酎やウオツカなど無色で香りのないスピリッツをベースに、果汁などを加えて炭酸で割った飲み物のことを指しています。
お客様センタートップ>チューハイ・カクテル>「チューハイ」と「サワー」の違いはなんですか?
実際に果汁を割るお酒は焼酎に限らないことが分かりました。
つまり、焼酎以外の蒸留酒に果汁と炭酸水を加えている「酎ハイ」の場合、サワーとの違いはありません。
そのため、店によって「レモンサワー」だったり「レモンハイ」だったりと名前が違うだけで中身は同じである可能性があります。
つまり「サワー」と「チューハイ」の違いは?
つまりそれぞれの違いは
- サワーは「蒸留酒に柑橘系の果汁を加えて炭酸水で割った飲み物」
- チューハイは「焼酎の酎が由来であるが、実際には焼酎以外のお酒に果汁と炭酸水を加える場合もあるため、サワーとの違いはほとんどない」
となり、サワーには「すっぱい」の意味が、チューハイには「焼酎」の意味があるが実際には混同されていて店舗によっても「名称が異なるだけ」であることが分かりました。
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