「菊芋」と「ヤーコン」の違い、あなたは説明できますか?
どちらも野菜の名前ですが、両者に明確な違いはあるのでしょうか。
このページを読めば「菊芋」と「ヤーコン」の違いがわかります。
広辞苑より
広辞苑 第七版で各言葉は次のように表現されています。
菊芋の定義
「菊芋」を広辞苑で調べると、
キク科の多年草。全体はヒマワリに似るが小形、黄色の頭花は径約4センチメートル。北米原産。明治初年に日本に導入、現在はほとんど栽培されず各地で野生化。地下の塊茎はイヌリンを主成分とし、かつて食用。またアルコールや果糖製造の原料。
広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、「菊芋」はキク科の多年草の野菜であることが分かりました。
「菊芋」はキクに似た花を咲かせることから「菊芋」という名前がつけられました。成長すると見た目は生姜に似ています。
「菊芋」はイヌリンが豊富に含まれています。イヌリンは腸内でフラクトオリゴ糖に変化する性質を持っており、ダイエットに向いている野菜として注目を集めています。
ヤーコンの定義
「ヤーコン」を広辞苑で調べると、
キク科の多年草。アンデス地方の特産。キクイモに近縁で、ダリアに似た塊根にフルクトオリゴ糖を含み、食用。日本でも栽培。
広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、「ヤーコン」はキク科の多年草で、菊芋の近縁の野菜であることが分かりました。
「ヤーコン」は見た目がサツマイモなどに似ています。
デンプンをほとんど含んでおらず、ビタミン、ミネラル、フラクトオリゴ糖、食物繊維が豊富なことからダイエットに向いている野菜とされています。
つまり「菊芋」と「ヤーコン」の違いは?
つまりそれぞれの違いは
- 菊芋は「キクに似た花を咲かせる植物で見た目は生姜に似ている。イヌリンを豊富に含み、ダイエット食材として注目を集めている」
- ヤーコンは「見た目がサツマイモに似ている。ビタミン、ミネラル、フラクトオリゴ糖、食物繊維が豊富でダイエット食材として注目を集めている」
となり、「菊芋」と「ヤーコン」は見た目は異なりますが、どちらもキク科の野菜でダイエット向きの栄養を豊富に含んでいる食材であることが分かりました。
白こんにゃくと黒こんにゃくの違いはこちらでまとめています。
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