「スープ」と「ポタージュ」の違い、あなたは説明できますか?
例えば、コーンスープとコーンポタージュの違いを聞かれても違いはよく分かりません。
このページを読めば「スープ」と「ポタージュ」の違いがわかります。
広辞苑より
広辞苑 第七版で各言葉は次のように表現されています。
スープの定義
西洋料理の汁物。肉・魚・野菜などを煮出してとった出し汁を土台としてつくる。コンソメ・ポタージュなど。ソップ。
広辞苑 第七版 1546Pより [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、コンソメスープに代表されるように、肉や野菜などからとった出し汁を基に作る汁物のことを大きく「スープ」と呼んでいることが分かりました。
その為、日本の味噌汁も「ミソスープ」となります。
例えば、コーンスープは実を裏ごしせずにのままコーンの実と一緒に食べるスープなので、コーンの食感も味わうことが出来ます。
ポタージュの定義
フランス料理のスープの総称。日本では特に、コンソメに対して、とろみのある濃いスープを指す。
広辞苑 第七版 2702Pより [発行所:株式会社岩波書店]
とのことでポタージュはフランス語でスープの意となるため、ポタージュ=スープとなります。
しかし実際には日本におけるポタージュは「とろみのある濃いスープ」を指し、ポタージュはスープの一種というのが一般的なようです。
ポタージュはコーンポタージュやカボチャのポタージュなどのように、バターで玉ねぎと共に炒めた具材をミキサーで撹拌したドロリとしている濃厚なスープです。
そのため、コーンの実を裏ごししたトロミのあるスープはコーンスープではなく「コーンポタージュ」となります。
つまり「スープ」と「ポタージュ」の違いは?
つまりそれぞれの違いは
- スープは「肉や野菜などからとった出し汁で作る汁物」
- ポタージュは「ミキサーなどで撹拌して作るとろみのある濃いスープ」
とのことで、スープはさらり、ポタージュはドロリとしていることが分かりました。
本来、ポタージュとスープの意味は同じですが、ものによって使い分けているのは日本独自のようです。
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