「あんこ餅」と「あんころ餅」と「大福餅」の違い、あなたは理解していますか?
どれも餡子を使用したお餅であることは分かりますが、明確な呼び分けがあることを知らない人は多いかもしれません。
このページを読めば「あんこ餅」と「あんころ餅」と「大福餅」の違いがわかります。
広辞苑より
広辞苑 第七版で各言葉は次のように表現されています。
あんこ餅の定義
「あんこ餅」は広辞苑に掲載がありませんでしたが、実際に「あんこ餅」として売られている商品を見てみると、「お餅の中に餡子を包んだもの」をあんこ餅と呼ぶことが分かりました。
あんころ餅の定義
外側に餡をつけた餅。
広辞苑 第七版 117Pより [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで「あんころ餅」は「餅の外側に餡があるもの」であり、省略して「あんころ」と呼ばれていることが分かりました。
お土産で有名な「赤福」や「御福餅」は「あんころ餅」となります。
大福餅の定義
中に餡あんを包んだ餅菓子の一種。大福。
広辞苑 第七版 1764Pより [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、「大福餅」はあんこ餅同様に「餡を餅で包んだもの」となります。
しかし、大福は通常の餅よりきめ細かくなるようにつかれた生地を使用しています。
また最近では硬くならないように求肥を使用した「大福餅」が多くありますが、求肥も「もち粉」から作られているため「大福餅」に変わりありません。
つまり「あんこ餅」と「あんころ餅」と「大福餅」の違いは?
つまりそれぞれの違いは
- あんこ餅は「餡を餅で包んだもの」
- あんころ餅は「餅の外側に餡があるもの」
- 大福餅は「通常の餅よりもきめの細かい生地や、求肥などで餡を包んだもの」
となります。
似ている3つの餅ですが、餡が内にあるか外にあるか、また生地の違いで呼び分けられていることが分かりました。
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