「ペパロニ」と「サラミ」の違い、あなたは説明できますか?
どちらもピザの具材やおつまみとして人気の肉料理ですが、両者に明確な違いはあるのでしょうか。

このページを読めば「ペパロニ」と「サラミ」の違いがわかります。
広辞苑より
広辞苑 第七版で各言葉は次のように表現されています。
ペパロニの定義
ペパロニを広辞苑で調べると、
香辛料をきかせたアメリカのドライ-ソーセージ。ピザなどに用いる。
広辞苑 第七版 2643Pより [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、「ペパロニ」はひき肉を原料としてハーブやスパイスを練り込んだ、アメリカのドライソーセージであることがわかりました。
加熱せずに60~90日かけて乾燥・熟成するので、肉の旨味が凝縮しています。
かつてイタリアで食べられていたドライソーセージやサラミが、移民とともにアメリカへ渡ってきたのをきっかけに、アメリカで独自の進化を遂げて生まれた食べ物だといわれています。
香辛料の程よい辛味と熟成肉の旨みが特徴で、一般的にはピザに使われますが、サラダやパスタにもよく合う具材です。

サラミの定義
「サラミ」を広辞苑で調べると、
ドライ‐ソーセージの一種。粗挽きの牛肉や豚肉を調味して腸詰めにし、乾燥させる。サラミ‐ソーセージ。
広辞苑 第七版 1200Pより [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、「サラミ」は塩味の強いイタリア風ドライソーセージであることがわかりました。
さらに製法を調べたところ、ペパロニと同じく、ひき肉を原料として60日から90日間かけて乾燥熟成させるものですが、味付けに使用する調味料は地域ごとに違いがあることがわかりました。
イタリアのサラミはニンニク、ドイツでは食塩のみ、スペインではパプリカや赤唐辛子、ハンガリーではパプリカやニンニクを加えるなど、様々なアレンジがなされています。

つまり「ペパロニ」と「サラミ」の違いは?
つまりそれぞれの違いは
- ペパロニは「スパイスのきいたアメリカのドライソーセージ」
- サラミは「塩味の強いイタリア風ドライソーセージ」
となり、どちらもひき肉に味を付けて熟成させる料理ですが、一般的にスパイシーな味付けのものが「ペパロニ」、辛くないのが「サラミ」であることが分かりました。
サラミとカルパス、ハムとビアソーセージの違いについてはことらです。
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