「トマトピューレ」と「トマトペースト」の違い、あなたは説明できますか?
どちらもトマトを調理した食品ですが、両者に明確な違いはあるのでしょうか。
このページを読めば「トマトピューレ」と「トマトペースト」の違いがわかります。
広辞苑より
広辞苑 第七版で各言葉は次のように表現されています。
トマトピューレの定義
「トマトピューレ」を広辞苑で調べると、
裏漉うらごししたトマトを濃縮したもの。調味料は入っていない。
広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、「トマトピューレ」は調味料を入れずに裏ごししたトマトを濃縮したもの、ということがわかりました。
ピューレとはフランス語で、「こされた」を意味する単語です。
ですので、トマトを煮込み、ピューレした食材の総称が「トマトピューレ」になります。
一般的に市販されているものの多くは、丁寧に裏ごしされペースト状に均一化されていますが、中には意図的に固形状のトマトを混ぜている商品もあり、料理に合わせて使い分けます。
トマトピューレは主に、パスタやピザなどを作る際に使用される食材です。
トマトペーストの定義
「トマトペースト」は広辞苑に掲載がないため、「ペースト」を広辞苑で調べると、
材料をすりつぶし、柔らかく滑らかな状態に仕上げた食品。
広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、「トマトペースト」はトマトをすりつぶし柔らかく滑らかにした食品、ということがわかりました。
トマトペーストはトマトを調理して作られたペーストを指し、時間をかけて種や皮をとりだして濃縮。その後、再び液体状に調理して作ります。
トマトピューレは、トマトを砕いて茹でた後に裏ごしすれば完成なので、手間をかけずに作れる点がトマトペーストと異なります。
トマトペーストは、料理に強いトマトの風味を与えるために使用され、パスタ、スープ、肉煮込みなどに使用されます。
つまり「トマトピューレ」と「トマトペースト」の違いは?
つまりそれぞれの違いは
- トマトピューレは「トマトをすりつぶし、煮込んで裏ごししたもの」
- トマトペーストは「種や皮をとりだし、トマトを柔らかく滑らかに調理したもの」
となり、「トマトピューレ」はトマトを煮込んで裏ごしした食材の総称で、「トマトペースト」は時間をかけてトマトを柔らかく滑らかに調理し、濃縮した食品であることがわかりました。
ホールトマトとカットトマトの違いはこちらでまとめています。
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