日本酒と料理酒の違い、あなたは説明できますか?
料理酒はとても安価で購入できますが、飲料としてのお酒と何が違うのでしょうか。
このページを読めば「日本酒」と「料理酒」の違いがわかります。
広辞苑より
広辞苑 第七版で各言葉は次のように表現されています。
日本酒の定義
日本固有の酒。ビール・ウィスキーなど外来の酒に対していう。
広辞苑 第七版 2231Pより [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、日本酒は米と麹を原料とした酒のため、当然酒税がかかり販売価格は高くなります。
飲料としてはもちろんのころ、純米酒など比較的安価な日本酒は料理にも使用されることが多いです。
日本酒を料理に使うことで、臭みを消し、味を染み込ませやすくしたり、煮崩れを防止するなどの効果が得られます。
料理酒の定義
「料理酒」については広辞苑に掲載が無いため、メーカーやレシピサイトでリサーチしたところ、料理酒も日本酒の1つですが、料理酒には食塩や酸味料などが加えられていることが多いことが分かりました。
塩などを加えてそのまま飲めなくすることで酒税の課税対象外になるため、安価になるだけでなく、酒類販売免許のない店でも販売することが出来ます。
また、料理酒は塩や調味料が入っているため手軽に旨みを出すことが出来ますが、塩の入っていない日本酒に比べて味を染み込ませやすくしたり食材を軟らかくする効果は低くなります。
つまり「日本酒」と「料理酒」の違いは?
つまりそれぞれの違いは
- 日本酒は「米と麹を原料とした酒で酒税がかかるため高価で、販売に免許が必要」
- 料理酒は「酒に塩や酸味料を加えて飲めなくすることで酒税の課税対象外になるため安く、免許が無くても販売できる」
となります。
また、料理に使用する際も余計なものが入っていない日本酒を使用することで味や香りを良くする効果があるため、使用する酒を料理酒から日本酒に変えることで食事がより美味しくなるかもしれません。
みりんとみりん風調味料の違いについてもこちらでまとめています。
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