みりんとみりん風調味料の違い、あなたは説明できますか?
スーパーで安いみりんを買ったら「みりん風調味料」だったことはありませんか?
このページを読めば「みりん」と「みりん風調味料」の違いがわかります。
広辞苑より
広辞苑 第七版で各言葉は次のように表現されています。
みりんの定義
蒸した糯米もちごめと米麹こめこうじを焼酎またはアルコールに混和して醸造し、滓かすをしぼりとった酒。甘味があり、主に調味用。
広辞苑 第七版 2840Pより [発行所:株式会社岩波書店]
みりんは肉や魚の臭みをとったり、まろやかな甘みを出すほか美味しそうなツヤツヤとした照りを出すなど和食には欠かせない調味料の1つですが、みりんの正体はアルコール度数が14%前後の糖分の多い酒です。
そのため酒税が発生し、軽減税率の対象外となります。
また、購入時には年齢確認をされることもあり、おつかいであっても未成年への販売は出来ません。
似ている調味料である「みりん風調味料」と区別するために「本みりん」という名前で販売されていることの多いみりんですが、みりんと本みりんは同様のものとなります。
お酒であるため、開栓後も常温保存となります。
みりん風調味料の定義
「みりん風調味料」については広辞苑に掲載が無いため、メーカーやレシピサイトでリサーチしたところ、みりん風調味料はアルコール度数が1%未満で、糖分などを加えてみりんの風味に近づけた酒税のかからない調味料であることが分かりました。
アルコール度数が低いため腐りやすく、開栓後は冷蔵庫保管となります。
みりん風調味料は煮切らずに使えるため、和え物などにも火を使う手間なく使用できる手軽さがあります。
つまり「みりん」と「みりん風調味料」の違いは?
つまりそれぞれの違いは
- みりんは「臭い消しや照り、甘みを出すため調味料としても使用されるが、アルコール度数14%前後の酒であり、常温保管する」
- みりん風調味料は「甘みを加えてみりんに似せているがアルコール度数1%未満の調味料であり、冷蔵庫に保管する」
となります。
みりん風調味料はみりんに比べると安価ですが、腐りやすく早く使い切る必要があり、冷蔵庫の場所も取るというデメリットもあります。
子供におつかいを頼むならみりんは購入できないため、みりん風調味料がおすすめです。
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