「フランスパン」と「バゲット」の違い、あなたは説明できますか?
同じような皮の硬いパンなのに「フランスパン」と書いていたり「バゲット」と記載があったりと、使い分けは良く分からないですよね。
このページを読めば「フランスパン」と「バゲット」の違いがわかります。
広辞苑より
広辞苑 第七版で各言葉は次のように表現されています。
フランスパンの定義
「フランスパン」を広辞苑で調べると、
塩で味を付け皮を固く焼いたパン。普通、拳こぶし形、また細長い形に作る。バゲットなど。
広辞苑 第七版 2593Pより [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで「フランスパン」は「小麦粉・イースト・塩・水のみで作られるフランス発祥の皮の硬いパンの総称」であることが分かりました。
一般的にフランスパンと言うと、細長いものをイメージすることが多いですが、フランスパンにはバタール、ブール、カンパーニュなどと多くの種類があり、それぞれに長さや形状、重さ、パンの切れ目のクープの数などが細かく決められています。
そのため、丸いもの、太いもの、細長いものと形状は違ってもどれも「フランスパン」であることに変わりはありません。
バゲットの定義
「バケット」を広辞苑で調べると、
長い棒状のフランス‐パン。
広辞苑 第七版 2334Pより [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、パン屋さんやスーパーのパンコーナーでもよく目にするのが長い棒状の「バゲット」で、これもフランスパンの一種となります。
バゲットは長さが67~68cmほどで、パンの切れ目のクープは4~6本くらいあるとされています。
つまり「フランスパン」と「バゲット」の違いは?
つまりそれぞれの違いは
- フランスパンは「小麦粉・イースト・塩・水のみで作られるフランス発祥の皮の硬いパンの総称」
- バゲットは「フランスパンの一種で、67~68cmある長い棒状のもの」
とのことで、フランスパンは総称であり、その中の長い棒状のものがバゲットであることが分かりました。
原材料は同じでも形や長さ、重さなどによって呼び分けられているのは面白いですね。
イギリスパンと食パンの違いについてもまとめています。
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