「普通の天ぷら」と「沖縄の天ぷら」の違い、あなたは説明できますか?
天ぷらといえば具材にころもをつけて揚げた料理ですが、両者に明確な違いはあるのでしょうか。
このページを読めば「普通の天ぷら」と「沖縄の天ぷら」の違いがわかります。
広辞苑より
広辞苑 第七版で各言葉は次のように表現されています。
天ぷらの定義
「天ぷら」を広辞苑で調べると、
魚介類や野菜などに小麦粉を水でといたころもを着けて油で揚げた料理。
広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、「天ぷら」は魚介類や野菜などにころもをつけて油で揚げた料理です。
薄くてサクサクした食感があり、天つゆや塩などにつけて食べるのが一般的です。
天ぷらは日本食のイメージがありますが、実は16世紀にポルトガルから伝えられたものが元となっています。
当時の日本において油はとても貴重であったため、油を大量に使用する天ぷらは高級品とされていました。その後、油が手に入りやすくなってから日本全国へ広まり、手軽に食べられるようになりました。
沖縄の天ぷらの定義
「沖縄の天ぷら」は広辞苑に掲載がないため実際のレシピ等を見てみたところ、ころもをつけて揚げる料理である点は一般的な天ぷらと同じですが、卵をたっぷり使用した分厚いころもが特徴であることがわかりました。
沖縄の天ぷらは何もつけずに食べることが多く、何かつけるとしたらウスターソースを選択するのが沖縄流です。
また具材の種類も、白身魚やイカ、もずくといった海鮮類に島野菜のゴーヤなど、沖縄らしい食材が中心となっています。
おかずとしてもおやつとしても愛される、沖縄のソウルフードです。
つまり「普通の天ぷら」と「沖縄の天ぷら」の違いは?
つまりそれぞれの違いは
- 普通の天ぷらは「具材に薄くてサクサクのころもをつけた揚げ物」
- 沖縄の天ぷらは「具材に分厚いモチモチのころもをつけた揚げ物」
となり、「普通の天ぷら」はころもをつけた魚や野菜の軽い食感を楽しむものであるのに対し、「沖縄の天ぷら」は沖縄特有の具材を使用した食べ応えのある天ぷらであることが分かりました。
木綿豆腐と島豆腐の違いについてもまとめています。
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