「食前」と「食後」と「食間」の違い、あなたは説明できますか?
いずれも薬の飲み方などで目にすることが多い言葉ですが、それぞれに明確な違いはあるのでしょうか。
このページを読めば「食前」と「食後」と「食間」の違いがわかります。
広辞苑より
広辞苑 第七版で各言葉は次のように表現されています。
食前の定義
「食前」を広辞苑で調べると、
食事をする前。
広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、「食前」は食事をする前のタイミングです。
食事による血糖値の上昇を抑える薬や、胃の働きをよくする薬、胃に食べ物が入っていないほうが吸収されやすい薬などは、食事の30分ほど前に飲むよう指示されることがあります。
食後の定義
「食後」を広辞苑で調べると、
食事の後。
広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、「食後」は食事をした後のタイミングです。
薬は特に指示がなければ食後に服用するのが一般的です。
特に、食べ物と一緒でないと吸収されにくい薬や、胃への刺激が強く起こりやすい薬は、食後30分以内に飲むよう指示されることがあります。
食間の定義
「食間」を広辞苑で調べると、
食事と食事との間。薬の服用時の指定などでいう。
広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、「食間」とは食事と食事の間のタイミングです。
よく食事の途中と勘違いされることがありますが、そうではありません。
食間の薬を飲む場合は、食事が終わってからだいたい2時間後ぐらいで、次の食事まで時間が空いている状態である必要があります。
つまり「食前」と「食後」と「食間」の違いは?
つまりそれぞれの違いは
- 食前は「食事をする前」
- 食後は「食事の後」
- 食間は「食事と食事との間」
となり、薬を飲むタイミングとしては「食前」は食事の30分前、「食後」は食事が終わってから30分以内、「食間」は食事と食事の間で胃の中が空になっている時であることが分かりました。
編入と転入の違いについてもまとめています。
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