「オムレツ」と「卵焼き」の違い、あなたは説明できますか?
どちらも卵を使用した料理ですが、両者に明確な違いはあるのでしょうか。
このページを読めば「オムレツ」と「卵焼き」の違いがわかります。
広辞苑より
広辞苑 第七版で各言葉は次のように表現されています。
オムレツの定義
「オムレツ」を広辞苑で調べると、
溶いた卵を塩、胡椒で調味し、紡錘形に焼いた料理。また肉、野菜などを卵で包み込んだり、卵に混ぜ込んで焼く。
広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、「オムレツ」は塩・胡椒で味付けした溶き卵を紡錘形(ぼうすいけい)に焼いた料理であることがわかりました。
一般に、卵のみで作ったオムレツを「プレーンオムレツ」と呼びますが、様々な食材を混ぜ込むことも多いため、調理の幅や、種類が非常に多い卵料理です。
「オムレツ」の語源は、フランス語の「オムレット」を日本語読みにしたものとされており、基本的には作りたてを食す朝食の定番メニューのひとつです。
卵焼きの定義
「卵焼き」を広辞苑で調べると、
鶏卵をとき、調味料を加えて焼いた料理。魚のすり身などを加えることもある。
広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、「卵焼き」は溶き卵に調味料を加えて焼いた料理、ということがわかりました。
卵焼きは日本独特の料理で、家庭のみならず、料理店や専門店でも提供されます。
また、卵焼きは地域ごとに食習慣が大きく異なっているため、同じ日本人でも、人により卵焼きのイメージが違います。
特に、関西と関東では「異文化」といえるほどです。
卵焼きについて、関東では甘めに味付けした「厚焼き卵」を指すことが多く、関西では少々しょっぱく味付けした「出し巻き卵」を指すことが多いとされています。
つまり「オムレツ」と「卵焼き」の違いは?
つまりそれぞれの違いは
- オムレツは「溶き卵に塩、胡椒を入れ紡錘形(ぼうすいけい)に焼いた料理」
- 卵焼きは「溶き卵に調味料を加えて焼いた料理」
となり、「オムレツ」は基本的には作りたてを食す朝食の定番メニューのひとつで、「卵焼き」は地域ごとに食習慣が大きく異なる日本独特の卵料理であることがわかりました。
厚焼き卵と出し巻き卵の違いはこちらでまとめています。
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