「銘菓」と「名菓」の違い、あなたは説明できますか?
どちらも声に出すと同じ「めいか」という読み方ですが、両者に明確な違いはあるのでしょうか。
このページを読めば「銘菓」と「名菓」の違いがわかります。
広辞苑より
広辞苑 第七版で各言葉は次のように表現されています。
銘菓の定義
「銘菓」を広辞苑で調べると、
特別な名をもつ有名な菓子。
広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、「銘菓」は何か特別な背景がある有名なお菓子であることがわかりました。
基本的には土産菓子を指すことが多く、その土地の決まった場所でしか購入できないお菓子であることがほとんどです。
一般的に、菓子を献上した相手より名前を贈呈されたものや、過去の歴史や背景から菓子に名をつけたものを指します。
伝統のある店では藩主や茶道の家元などに菓子を献上しており、その褒美として菓子の「銘」を与えられたというものも多く見受けられます。
銘菓のなかでも日本三銘菓と呼ばれるのが、石川県の「長生殿」・新潟県の「越の雪」・島根県の「山川」の3つです。
いずれも茶事の添え菓子や供物として人気の高い落雁で、職人の技が光ります。
名菓の定義
「名菓」を広辞苑で調べると、
名のある菓子。すぐれた菓子。
広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、「名菓」は有名な優れたお菓子であることがわかりました。
一般的に優れたものと認められた菓子で、単に「名物の菓子」という言葉を縮めたものという説もありますが、銘菓と同じ意味合いで使われることも多いようです。
名物の菓子という意味で使われる場合は、銘菓のようにすごいものではないけれど気軽に買える美味しいお菓子、というイメージの物に対して用いられます。
つまり「銘菓」と「名菓」の違いは?
つまりそれぞれの違いは
- 銘菓は「特別な名をもつ有名なお菓子」
- 名菓は「有名な優れたお菓子」
となり、どちらも有名なお菓子を指す言葉ですが、「銘菓」の方が歴史ある高級なお菓子として扱われることが多く、「名菓」は比較的身近なお菓子の傾向があることが分かりました。
ミルクセーキとシェイクの違いについてもまとめています。
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