「アスパラガス」と「ホワイトアスパラガス」の違い、あなたは説明できますか?
どちらも野菜の名前ですが、両者に明確な違いはあるのでしょうか。
このページを読めば「アスパラガス」と「ホワイトアスパラガス」の違いがわかります。
広辞苑より
広辞苑 第七版で各言葉は次のように表現されています。
アスパラガスの定義
「アスパラガス」を広辞苑で調べると、
クサスギカズラ科(旧ユリ科)の多年草。南ヨーロッパ原産。日本でも食用として栽培。葉は退化して褐色の鱗片となり、細枝は緑色で、密に分枝。雌雄異株。
広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]
若い茎をグリーン‐アスパラガスとして生食、または軟白して缶詰にする。
とのことで、「アスパラガス」はクサスギカズラ科の多年草で南ヨーロッパが原産の野菜であることが分かりました。
「アスパラ」というと緑色の「グリーンアスパラガス」が先に思いつきますが、このグリーンアスパラガスは、地面に出てきた新芽の茎の部分です。
これを種から育てる場合は収穫できるまでに2、3年かかります。
「アスパラガス」はビタミンA、ビタミンC、ビタミンE、食物繊維が豊富な野菜です。アスパラギン酸というアミノ酸も含んでおり、疲労回復に効果があります。
ホワイトアスパラガスの定義
「ホワイトアスパラガス」を広辞苑で調べると、
発芽前に土寄せをして、茎を軟白にしたアスパラガス。若い茎が地上に出る前に収穫する。
広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、「ホワイトアスパラガス」は発芽前に土寄せをして茎を白くしたアスパラガスであることが分かりました。
「ホワイトアスパラガス」は一般的な緑色の「アスパラガス」と同じものですが、日光を遮断して栽培されるために白くなります。
「ホワイトアスパラガス」は北海道、長野県、佐賀県をはじめ日本全国で栽培されています。
「アスパラガス」はハウス栽培などもあって一年中スーパーで見かけますが、「ホワイトアスパラガス」は春から初夏の旬の時期にしか手に入らないため少し値段が高くなっています。
「ホワイトアスパラガス」はビタミンCの吸収を高めるルチンが豊富で、美容に効果がある食べ物です。
つまり「アスパラガス」と「ホワイトアスパラガス」の違いは?
つまりそれぞれの違いは
- アスパラガスは「クサスギカズラ科の多年草で、土から出た新芽を食用としていただく野菜。ハウス栽培などもあり一年中スーパーで販売されている」
- ホワイトアスパラガスは「アスパラガスを日光を遮断して栽培したもの。春から初夏にかけてスーパーで販売されている」
となり、「アスパラガス」と「ホワイトアスパラガス」は同じ植物ですが、栽培方法に違いがあることが分かりました。
新玉ねぎとサラダ玉ねぎの違いはこちらでまとめています。
コメント