「ベビーリーフ」と「ルッコラ」の違い、あなたは説明できますか?
どちらもサラダなどに使われる野菜ですが、両者に明確な違いはあるのでしょうか。
このページを読めば「ベビーリーフ」と「ルッコラ」の違いがわかります。
広辞苑より
広辞苑 第七版で各言葉は次のように表現されています。
ベビーリーフの定義
「ベビーリーフ」を広辞苑で調べたところ、
生えたばかりの野菜の若菜。
広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、「ベビーリーフ」とは、主に葉を食べる野菜の発芽後10〜30日程度の若い葉菜の総称、ということが分かりました。
ベビーリーフはサラダなど生野菜として利用されることが多く、彩りや味の異なる数種類の葉を混ぜて販売されるのが一般的です。
「これらの野菜を使用しなければベビーリーフではない」とするような規定はありませんが、レタスや水菜、からし菜など、主に葉物野菜の若葉を利用します。
「若葉」について明確な定義はなく、野菜の若い葉を使用していればベビーリーフとされます。
若葉の目安として、発芽後の葉丈が約10〜15cm程度になると収穫するのが一般的です。
ルッコラの定義
「ルッコラ」を広辞苑で調べると、
アブラナ科の草本。地中海地方原産。アブラナに似た四弁の花は黄・白・ピンクなど。ゴマの香りがする葉をサラダにして生食。ロケットサラダ。
広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、「ルッコラ」はゴマの香りがするアブラナ科の草本であることが分かりました。
日本では、イタリア料理の普及とともに知られるようになった野菜です。
そのため、園芸分野で広まった英名の「ロケット」よりも、イタリア名の「ルッコラ」の方が知名度が高く、広く認知されています。
ルッコラの特徴は、独特の辛味とゴマのような香りで、香味野菜としてサラダやピザ、カルパッチョなどに利用されます。
加熱すると独特の辛み・苦みは消えてしまうため、風味を生かすため生で使用するのが一般的です。
つまり「ベビーリーフ」と「ルッコラ」の違いは?
つまりそれぞれの違いは
- ベビーリーフは「主に葉を食べる野菜の、若葉の総称」
- ルッコラは「独特の辛味と、ゴマの香りがするアブラナ科の草本」
となり、「ベビーリーフ」は葉物野菜の若葉を収穫した商品で、「ルッコラ」は独特な風味を持つ香味野菜の一種ということが分かりました。
サニーレタスとリーフレタスの違いはこちらでまとめています。
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