「ビター」「ミルク」「ハイミルク」「ホワイト」「ルビー」チョコレートの違い、あなたは説明できますか?
特に第4のチョコレートとして注目を集めているルビーチョコレートは知らない人も多いはず。
このページを読めばチョコレートの「ビター」と「ミルク」と「ハイミルク」と「ホワイト」と「ルビー」の違いがわかります。
広辞苑より
広辞苑 第七版で各言葉は次のように表現されています。
ビターチョコレートの定義
苦い、甘くないチョコレートを指す言葉には「ビターチョコレート」「ダークチョコレート」「ブラックチョコレート」とありますが、どれも広辞苑に掲載がありません。
まずは「チョコレート」を広辞苑で調べてみると、
カカオの種子を煎って砕いてペースト状にしたものをベースに、カカオ脂・砂糖・香料などを加えて練り固めた菓子。
広辞苑 第七版 1916より [発行所:株式会社岩波書店]
続いて「ビター」を広辞苑で調べてみると、
苦いさま。「―‐チョコレート」
広辞苑 第七版 2458より [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、やはり苦いチョコレートを指す言葉です。
具体的な成分比率については掲載が無いためWikipediaなどでリサーチしてみると、「乳製品が入らない、カカオマスが40~60%のチョコレートのこと」を指す場合が多く、中にはカカオ100%のものも含まれます。
味わいは甘味が少ないため、苦味が強いチョコレートです。
ミルクチョコレートの定義
「ミルクチョコレート」は広辞苑に掲載がないためWikipediaなどでリサーチしたところ、「脱脂粉乳、全脂粉乳、クリーム粉乳等の乳製品が配合されたチョコレート」であることがわかりました。
味もビターチョコレートに比べると、甘みと乳製品のクリーミーさが感じられます。
ハイミルクチョコレートの定義
「ハイミルク」という言葉自体が広辞苑に掲載がないため、Wikipedia等でリサーチしたところ、ハイミルクチョコレートは「粉乳と、若干量の非脂肪カカオ分が配合されたよりミルクの配合が多いチョコレート」であることがわかりました。
見た目はミルクチョコレートよりも色が明るく、味は更にミルクの強さを感じます。
ホワイトチョコレートの定義
「ホワイトチョコレート」を広辞苑で調べると
乳白色のチョコレート。カカオ脂に砂糖・乳製品を加えて作る。
広辞苑 第七版 2723Pより [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、カカオ成分はカカオ脂(ココアバター)だけで、ココアパウダーが含まれていないため色は白く、チョコレートの栄養素であるポリフェノールがほとんど含まれていません。
しかし、成分的にはチョコレートに変わりありません。
ルビーチョコレートの定義
「ルビーチョコレート」は広辞苑に掲載がないため、Wikipediaなどでリサーチしてみると、「ルビーカカオを原料とするピンク色のチョコレート」であるようです。
「第4のチョコレート」の異名を持つルビーチョコレートですが、ピンク色はカカオの赤色成分によるもので無着色です。
イチゴチョコレートのような見た目ですが、味もベリーのような酸味があり、通常のチョコレートが持つカカオの味わいはありません。
つまり「ビター」「ミルク」「ハイミルク」「ホワイト」「ルビー」チョコレートの違いは?
どれでもチョコレートを指す言葉ですがそれぞれの違いは
- ビターチョコレートは「乳製品が入らない、カカオマスが40~60%の苦みのあるチョコレート」
- ミルクチョコレートは「乳製品が配合された甘くてクリーミーなチョコレート」
- ハイミルクチョコレートは「ミルクチョコレートよりもミルクの配合が多いよりクリーミーなチョコレート」
- ホワイトチョコレートは「カカオ成分がカカオ脂だけの乳白色なチョコレート」
- ルビーチョコレートは「ルビーカカオを原料としたベリーのような酸味を持つピンク色のチョコレート」
となります。
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