「キャベツ」と「春キャベツ」の違い、あなたは説明できますか?
どちらも料理のバリエーションが多く人気の定番野菜ですが、両者に明確な違いはあるのでしょうか?
このページを読めば「キャベツ」と「春キャベツ」の違いがわかります。
広辞苑より
広辞苑 第七版で各言葉は次のように表現されています。
キャベツの定義
「キャベツ」を広辞苑で調べると、
アブラナ科の一年生または二年生葉菜。ヨーロッパ原産。古来、世界で広く栽培。日本での栽培は明治初年以降。品種が多い。中央の葉は密に重なって結球し、生食・煮食また漬物用。甘藍かんらん。タマナ。
広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、「キャベツ」はアブラナ科の野菜であることがわかりました。
キャベツは世界最古の野菜の一つといわれており、紀元前6世紀にヨーロッパに侵入したケルト人が野生キャベツの栽培を始めたと言われています。
当時は結球しておらずケールのような形で、胃腸の調子を良くする薬草として使われていたそうです。
キャベツには寒玉(冬キャベツ)、春キャベツ、グリーンボール、高原キャベツ、レッドキャベツ、ちりめんキャベツ、など様々な種類があり、季節に合わせて栽培されます。
もっとも一般的なのが、寒玉(冬キャベツ)といわれる種類で、夏に種をまき冬に収穫します。
形は扁平で色が薄く、硬く結球しています。煮崩れしにくいので加熱調理に向いています。
春キャベツの定義
「春キャベツ」は広辞苑に掲載がないためインターネット等で調べたところ、キャベツの中で、秋に種をまき春に収穫する品種であることが分かりました。
形は丸く、中の葉まで黄緑色をしていて、柔らかく巻きが緩いのが特徴です。
やわらかいので生で食べるのにも向いています。
つまり「キャベツ」と「春キャベツ」の違いは?
つまりそれぞれの違いは
- キャベツは「アブラナ科の丸く結球する野菜で、様々な種類がある」
- 春キャベツは「秋に種をまいて春に収穫するキャベツ」
となり、「キャベツ」は総称で、「春キャベツ」はその中の種類の一つであることが分かりました。
生姜と新生姜の違いはこちらでまとめています。
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