「砂」と「砂利」の違い、あなたは説明できますか?
どちらも細かい岩石のことですが、両者に明確な違いはあるのでしょうか。
このページを読めば「砂」と「砂利」の違いがわかります。
広辞苑より
広辞苑 第七版で各言葉は次のように表現されています。
砂の定義
「砂」を広辞苑で調べると、
細かい岩石の粒の集合。主に各種鉱物の粒子から成る。通常、径2ミリメートル以下、16分の1ミリメートル以上の粒子をいう。まさご。いさご。すなご。
広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、「砂」は細かい岩石の粒で、2ミリメートル以下16分の1ミリメートル以上の大きさのものを指すことが分かりました。
「砂」は岩が、長い年月をかけて削られたり、風化したりして細かくなっていったものです。
細かい岩石は、大きさによって大きいほうから礫(こいし)、砂、シルト、粘土に分けられます。
礫は2ミリメートルより大きく、砂は指でこするとざらざらする大きさです。粘土は全くざらざらせず、シルトは砂と粘土の中間の大きさです。
砂利の定義
「砂利」を広辞苑で調べると、
小石。また、小石に砂のまじったもの。ざり。
広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、「砂利」とは、小石、または小石と砂が混ざったものであることが分かりました。
小石とは礫のことで、大きさ2ミリメートル以上の岩石のことです。
「砂利」は岩石が砕け、海や川の中で転がることで角が取れたものです。
砂も砂利も、モルタルやコンクリートの骨材(骨格に使われる材)として使われています。
つまり「砂」と「砂利」の違いは?
つまりそれぞれの違いは
- 砂は「細かい岩石の粒で、大きさ2ミリメートル以下、16分の1ミリメートル以上の大きさのもの」
- 砂利は「小石、または砂と小石の混ざったもの」
となり、砂利のほうが大きい岩石の粒が入っているものであることが分かりました。
アスファルトとコンクリートの違いはこちらでまとめています。
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