「にきび」と「吹き出物」の違い、あなたは説明できますか?
どちらも顔などの皮膚に現れるできもので、赤く腫れたり膿んだりしてしまう厄介なものですが、両者に明確な違いはあるのでしょうか。
このページを読めば「にきび」と「吹き出物」の違いがわかります。
広辞苑より
広辞苑 第七版で各言葉は次のように表現されています。
にきびの定義
「にきび」を広辞苑で調べると、
「痤瘡ざそう」参照。
広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、次に「痤瘡」を広辞苑で調べると、
〔医〕毛孔部の炎症による丘疹・膿疱。青少年の顔・胸・背に見られるものを尋常性痤瘡、そのうち顔面に発生するものを面皰にきびという。
広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、「痤瘡」とは毛穴が炎症を起こして現れる丘疹・膿疱のことで、「にきび」は顔にできる「痤瘡」を意味することが分かりました。
「にきび」は主に思春期から青年期の若者によく見られますが、これは、成長期によってホルモンバランスが乱れたり、皮脂の分泌が盛んになるためと言われています。
「にきび」を防ぐ、また悪化させないためには、顔を清潔に保ち、規則正しい生活をすることが大切です。
吹き出物の定義
「吹出物」を広辞苑で調べると、
皮膚にできる小さなできもの。ふきで。はれもの。
広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで「吹き出物」は大人になってからできる「にきび」であることが分かりました。
「吹き出物」は「大人にきび」とも呼ばれ、悩んでいる人が多いとされます。
原因は寝不足や偏った食生活などの不規則な生活習慣や、ストレスによるホルモンバランスの乱れと言われており、まずは規則正しい生活を意識することが大切です。
つまり「にきび」と「吹き出物」の違いは?
つまりそれぞれの違いは
- にきびは「思春期から青年期の若者の顔にできる痤瘡で、成長期によるホルモンバランスの乱れが原因の1つ」
- 吹き出物は「大人になってからできるにきびで大人ニキビとも呼ばれる。不規則な生活などによるホルモンバランスの乱れが原因とされる」
となり、「にきび」は若者の顔にできる痤瘡であるのに対し、「吹き出物」は大人の顔にできるにきびであることが分かりました。
検診と健診の違いはこちらでまとめています。
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