「皮」と「革」の違い、あなたは説明できますか?
どちらも植物や動物などを覆っている部分を指す言葉ですが、両者に明確な違いはあるのでしょうか。
このページを読めば「皮」と「革」の違いがわかります。
広辞苑より
広辞苑 第七版で各言葉は次のように表現されています。
皮の定義
「皮」を広辞苑で調べると、
動植物の外表を覆う膜など。中に物を詰め、その覆いとするもの。
広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、「皮」は、動植物などの外表を覆っている膜などを指す言葉であることが分かりました。
「皮」は動植物を覆っている膜の他にも動物の皮膚を剥いで製品として使用したものの事も指します。「皮」は、乾燥させると硬くなる、また、乾燥中に繰り返し揉んだりほぐしたりして加工すると柔らかさを保つ性質があります。
また、「皮」は、「化けの皮が剥がれる」などのように、隠していた物事の真相がばれてしまう例えなどを表す場合にも使用される言葉です。
革の定義
「革」を広辞苑で調べると、
皮を肉から剥ぎ取ったもの。毛皮。
広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]
(「革」と書く)あらかわの毛を除去したもの。また、なめしたもの。
とのことで、「革」は、革ジャンのように獣類の皮を剥いで作ったものであることがわかりました。
「革」は、靴、かばん、財布、衣料、ベルトなどのように様々な製品に使われている素材です。
また、「革」製品は「革」の性質に合わせて定期的にメンテナンスが必要な製品もあります。
「革靴」が最たる例で、汚れを落としてオイルを塗って磨き上げるなどの手入れが必要な製品です。
つまり「皮」と「革」の違いは?
つまりそれぞれの違いは
- 皮は「動植物など外表を覆っている膜などのこと」
- 革は「獣類の皮を剥いで作ったもの」
となり、「皮」は動植物の膜のことであるのに対し、「革」は革ジャンなどのように獣類の皮を剥いで作ったものであることが分かりました。
「本革と合皮の違い」についてもまとめています。
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