「川」と「運河」の違い、あなたは説明できますか?
どちらも水が流れる場所を指す言葉ですが、両者に明確な違いはあるのでしょうか。
このページを読めば「川」と「運河」の違いがわかります。
広辞苑より
広辞苑 第七版で各言葉は次のように表現されています。
川の定義
「川」を広辞苑で調べると、
地表の水が集まって流れる水路。河川。
広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、「川」は地表の水が集まって流れる水路を指すことがわかりました。
「川」は、山野などの地表の一部に、自然に水が集まって流れを形成したものです。
通常、「川」は高い地点から低い地点へと流れ、その途中で多くの小川や他の水源から水を集め、最終的に海や湖に流れ込みます。
また「川」は、多種多様な生物が生息している、自然の生態系の一部です。
つまり「川」は、「自然に水が集まって流れを形成した、生態系の一部」と言えます。
運河の定義
「運河」を広辞苑で調べると、
水利・灌漑・排水・給水、船舶の航行などのために人工的に造った水路。
広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、「運河」は人間が活動しやすいように陸地を掘り割って作った水路であることがわかりました。
「運河」は自然の「川」とは違い、人間によって作られた水路です。
「運河」は、古くから人類に利用されてきた歴史があり、交通・貨物の運搬・灌漑(かんがい)・水源供給などの目的で作られてきました。
この他にも「運河」は、経済活動や歴史的な交流など、文化の発展において重要な役割を担っています。
つまり「運河」は、「人間の文化に深く関わっている、人工的に作られた水路」と言えます。
つまり「川」と「運河」の違いは?
つまりそれぞれの違いは
- 川は「地表の水が集まって流れる水路」
- 運河は「人間が活動しやすいように陸地を掘り割って作った水路」
となり、「川」は自然に水が集まって流れを形成した生態系の一部であり、「運河」は人間の文化に深く関わっている人工的に作られた水路、であることがわかりました。
用水路と排水路と側溝の違いはこちらでまとめています。
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