「ジュラルミンケース」と「アタッシュケース」の違い、あなたは説明できますか?
どちらも中に物を入れて運ぶケースのことですが、両者に明確な違いはあるのでしょうか。

このページを読めば「ジュラルミンケース」と「アタッシュケース」の違いがわかります。
広辞苑より
広辞苑 第七版で各言葉は次のように表現されています。
ジュラルミンケースの定義
「ジュラルミンケース」は広辞苑に記載がなため「ジュラルミン」を広辞苑で調べると、
ドイツの冶金学者ウィルム(A. Wilm1869〜1937)の発明した軽合金。
広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]
アルミニウムを主成分とし、銅4%、マンガン0.5%、マグネシウム5%を標準組成とする。強度・加工性などの機械的性質が優秀で、飛行機の骨組その他の構造用材料に広く使用。
とのことで、「ジュラルミンケース」は強度や加工性などの性質が優秀な「ジュラルミン」を素材に使用したケースのことだということが分かりました。
「ジュラルミン」は飛行機の骨組みに使用される程の優秀な性質を持っており、そのため「ジュラルミンケース」は重要な物を運ぶ際に使用されることが多いです。例えば、精密機器や現金、重要書類などの輸送に使用されます

アタッシュケースの定義
「アタッシュケース」を広辞苑で調べると「アタッシェケースの訛。」とのことで、「アタッシェケース」で再度調べると、
角型の手提げ書類カバン。
広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、「アタッシュケース」は本革・アルミなど丈夫な素材で作られた書類を入れるのに使用する角型のカバンであることが分かりました。
「アタッシェ」と呼ばれる大使館員や書記官などが使用していたことから「アタッシュケース」と呼ばれるようになったと言われています。

つまり「ジュラルミンケース」と「アタッシュケース」の違いは?
つまりそれぞれの違いは
- ジュラルミンケースは「ジュラルミンと呼ばれる軽合金で作られたケースのこと」
- アタッシュケースは「本革・アルミなどで作られた書類を入れるケースのこと」
となり、「ジュラルミンケース」は素材がジュラルミンで作られたケースであるのに対し、「アタッシュケース」は本革などの素材で作られたケースであることが分かりました。
「ショルダーバッグとポシェットとサコッシュの違い」についてもまとめています。
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