「煙」と「スモッグ」の違い、あなたは理解していますか?
どちらもモヤモヤと白っぽくなるイメージですが、明確な違いを答えられる人は少ないはず。
このページを読めば「煙」と「スモッグ」の違いがわかります。
広辞苑より
広辞苑 第七版で各言葉は次のように表現されています。
煙の定義
①物が燃える時に出る気体。燃焼以外の場合の有色ガスなどもいう。
広辞苑 第七版 P929より [発行所:株式会社岩波書店]
②(霧や湯気など)けむって、1のように見えるもの。
とのことで、物が燃えていなくても霧や湯気が煙のように見えることも「煙」と言うようです。
スモッグの定義
(smoke(煙)とfog(霧)の合成語)煙霧。
広辞苑 第七版 P1587より [発行所:株式会社岩波書店]
続いて「煙霧(えんむ)」を広辞苑で調べてみると
細塵が空中に浮遊して視程が悪くなり、遠くを見ると乳白色になっている状態。煤煙・排気等が原因で、大都市の大気に多く発生。スモッグ。
広辞苑 第七版 P356より [発行所:株式会社岩波書店]
なるほど。あの遠くの街がモヤモヤして見えていたのは「スモッグ」だったというわけです。
また、スモッグの正体は砂や埃、ガスなどであるためスモッグは大気汚染が目に見えている状態とも言えます。
つまり「煙」と「スモッグ」の違いは?
つまりそれぞれの違いは
- 煙は「物が燃える時に出る気体のことを指すが、霧や湯気が乳白色に見えることも煙と言う」
- スモッグは「排気ガスなどが原因で塵や埃が空気中に浮かんで視界が悪くなっている状況」
となります。
スモッグは空気の汚さが目に見えている状態であり、とても汚い状態です。
テレビなどでみる他国の映像がやたらとモヤがかかったように見えるのは大気汚染が原因であることがわかります。
また、霧(きり)と霞(かすみ)と靄(もや)の違いについてもまとめています。
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