「たんぽぽの綿毛」と「ケサランパサラン」の違い、あなたは説明できますか?
どちらも白っぽくてフワフワしたものですが、両者に明確な違いはあるのでしょうか。
このページを読めば「たんぽぽの綿毛」と「ケサランパサラン」の違いがわかります。
広辞苑より
広辞苑 第七版で各言葉は次のように表現されています。
たんぽぽの綿毛の定義
まず「たんぽぽ」について広辞苑で調べると、
キク科タンポポ属の多年草の総称。全世界に広く分布。日本にはカンサイタンポポ・エゾタンポポ・シロバナタンポポ、また帰化植物のセイヨウタンポポなど10種以上があり、普通にはカントウタンポポをいう。
広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]
とのことです。さらに「綿毛」を広辞苑で調べると、
綿のようにやわらかな毛。にこげ。うぶげ。
広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、「たんぽぽの綿毛」は植物であるたんぽぽにできる、綿のような毛を指すことがわかりました。
たんぽぽの花が咲き終わった後に茎の先端にできる、白いフワフワの毛がついた果実を綿毛と呼び、この綿毛で風に乗って種子を飛散させます。
ケサランパサランの定義
「ケサランパサラン」は広辞苑に掲載がないためインターネットで調べてみたところ、民間伝承上の謎の生物とされる、白くてフワフワした物体であることが分かりました。
江戸時代以降に広まった伝承に登場し、ケサランパサランを見つけると幸運になるとも言われていますが、所持していることをあまり人に知らせないほうがいいと言われているため、これまでどれくらいの人がケサランパサランを捕まえたかは不明であるとされています。
1970年代のUMA(未確認生物)ブームをきっかけとして、ケサランパサランも全国的に知られるようになりました。
つまり「たんぽぽの綿毛」と「ケサランパサラン」の違いは?
つまりそれぞれの違いは
- たんぽぽの綿毛は「たんぽぽの種子を風に乗って飛ばすための綿」
- ケサランパサランは「民間伝承に現れる、白くてフワフワした謎の物体」
となり、どちらも白くてフワフワしていますが、「たんぽぽの綿毛」は実在する植物の一部であるのに対し、「ケサランパサラン」は伝承上の謎の物体であることが分かりました。
「虫と蟲の違い」についてもまとめています。
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