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ニラとスイセンの違い。定義・意味・使い方は?広辞苑より。

自然・現象・生物

「ニラ」と「スイセン」の違い、あなたは説明できますか?

「スイセンをニラと間違えて食べた」などのニュースを耳にすることがありますが、両者に明確な違いはあるのでしょうか。

このページを読めば「ニラ」と「スイセン」の違いがわかります。

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広辞苑より

広辞苑 第七版で各言葉は次のように表現されています。

ニラの定義

「ニラ」を広辞苑で調べると、

ヒガンバナ科(旧ユリ科)ネギ属の多年草。葉は長さ20〜30センチメートルで扁平、全体に強い臭気がある。春の葉は柔らかく美味。夏、紫色をおびた白い小花を束状につける。原産地は東アジアとされ、古く中国から渡来。日本各地で食用として栽培。古名こみら・みら。

広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]

とのことで、「ニラ」はヒガンバナ科の多年草であることが分かりました。

「ニラ」はスーパーなどで見かけるお馴染みの野菜で、炒め物などにしておいしく食べられます。

「スイセン」の葉と見た目が似ていることで、稀に間違えてしまう人がいますが、見分け方のひとつに「匂いを嗅ぐ」というのがあります。

「ニラ」は強い匂いがするのに対して、「スイセン」の葉は無臭です。

スイセンの定義

「スイセン」を広辞苑で調べると、

ヒガンバナ科の多年草。地中海沿岸原産で、古く東アジアに渡来。日本の暖地海岸にも自生化。卵形の鱗茎から線状の葉を叢生。冬から早春に花茎の先端に数花を開き、正月の花として賞される。花被片は6枚で白色、内側に濃黄色の盃(サカズキ)状の副花冠がある。八重その他の園芸品種が多い。広義にはヒガンバナ科スイセン属の植物の総称で、スイセンをはじめ約30種あり、地中海沿岸から西アジアに分布。重要な園芸品種が多く、秋植えの球根類として栽培。ラッパズイセン・キズイセン・クチベニズイセンなど。房咲水仙。

広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]

とのことで、「スイセン」もニラと同じくヒガンバナ科の多年草であることが分かりました。

「スイセン」は春に白や黄色、ピンクなどの色とりどりのきれいな花を咲かせます。

「スイセン」の葉を「ニラ」と間違えて食べてしまうと、嘔吐などの食中毒を起こしてしまうので注意が必要です。

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つまり「ニラ」と「スイセン」の違いは?

つまりそれぞれの違いは

  • ニラは「ヒガンバナ科の作物で、強い匂いがするのが特徴の野菜」
  • スイセンは「ヒガンバナ科の植物で、葉はニラと似ているが毒があり食べられない」

となり、「ニラ」は強い匂いがする野菜であるのに対し、「スイセン」は葉に毒を持つ植物であることが分かりました。

花と華の違いはこちらでまとめています。

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