「高原」と「平原」の違い、あなたは説明できますか?
どちらも開けた平地で草が茂るような原っぱのイメージがありますが、両者に明確な違いはあるのでしょうか。

このページを読めば「高原」と「平原」の違いがわかります。
広辞苑より
広辞苑 第七版で各言葉は次のように表現されています。
高原の定義
「高原」を広辞苑で調べると、
海面からかなり高い位置にあって、平らな表面をもち、比較的起伏が小さく、谷の発達があまり顕著でない高地。
広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、「高原」は標高の高い位置にある起伏のない平たい土地であることが分かりました。
標高の高い高原は夏でも涼しいため、避暑地としてリゾート開発されることも多く、冬にはスキー場となる場所も多くあります。
また、涼しい高原で栽培された野菜は「高原野菜」と呼ばれ、レタスやキャベツ、白菜などがあります。

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平原の定義
たいらな野原。
広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、「平原」とは広々とした平らな土地であることが分かりました。
似た言葉で「平野」がありますますが、「平野」は標高の低い広い平らな土地を指すのに対し、「平原」は標高の高い低いは問いません。
しかし、標高の低い位置にある平原を「平野」、標高の高い位置にある平原を「高原」とも呼べるため、「平原」はあまり使われることがない言葉のようです。
実際、地図を見渡しても日本では「〇〇平野」とつく土地の名前と、「〇〇高原」とつく土地の名前は多くありますが、「〇〇平原」という場所は見当たりません。

つまり「高原」と「平原」の違いは?
つまりそれぞれの違いは
- 高原は「標高の高い場所にある広く平らな土地」
- 平原は「標高の低いところにある広く平らな土地」
となり、高原は標高の高い位置にある「平原」ということがわかりました。
「山地と山脈の違い」についてもまとめています。
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