「保育所」と「託児所」の違い、あなたは説明できますか?
どちらも幼児を預ける施設ですが、両者に明確な違いはあるのでしょうか。
このページを読めば「保育所」と「託児所」の違いがわかります。
広辞苑より
広辞苑 第七版で各言葉は次のように表現されています。
保育所の定義
「保育所」を広辞苑で調べると、
児童福祉法による児童福祉施設の一つ。日々保護者の委託をうけて、乳児または幼児をあずかり保育する所。厚生労働省所管。保育園。
広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、「保育所」は乳幼児をあずかり保育する児童福祉施設、ということがわかりました。
保育所は、家庭での保育が十分に行えない状態にある児童を保育することが目的の施設で、保護者が働いていたり、病気の状態であったりする等、家庭内での保育が困難な場合に利用できます。
保育所で保育できる乳幼児は、0歳から5歳までが対象です。
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託児所の定義
「託児所」を広辞苑で調べると、
乳幼児をあずかり、保護者が安心して業務につけるようにすると共に、幼児の保育にあたる社会的施設。
広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、「託児所」は乳幼児をあずかり保育にあたる社会的施設、ということがわかりました。
日本では1890年に最初の託児所が作られ、1935年以降は飛躍的に発展しました。
その後、1947年に制定された児童福祉法により、託児所は「保育所」という名称で児童福祉施設の一つに位置づけられることになりました。
つまり「保育所」と「託児所」の違いは?
つまりそれぞれの違いは
- 保育所は「乳幼児をあずかり保育する児童福祉施設」
- 託児所は「乳幼児をあずかり保育にあたる社会的施設」
となり、「保育所」は家庭での保育が十分に行えない状態にある児童を保育することが目的で、「託児所」は1947年に制定された法律により、「保育所」という名称で児童福祉施設の一つになったということがわかりました。
保育園と幼稚園の違いはこちらでまとめています。
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