「保育園」と「幼稚園」の違い、あなたは説明できますか?
どちらも子供を預ける施設ですが、両者に明確な違いはあるのでしょうか。

このページを読めば「保育園」と「幼稚園」の違いがわかります。
広辞苑より
広辞苑 第七版で各言葉は次のように表現されています。
保育園の定義
「保育園」を広辞苑で調べると「保育所の通称」とのことだったため「保育所」を広辞苑で調べると、
児童福祉法による児童福祉施設の一つ。日々保護者の委託をうけて、乳児または幼児をあずかり保育する所。厚生労働省所管。保育園。
広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、「保育園」は乳幼児を預かる場所ということがわかりました。
「保育園」は厚生労働省の管轄の機関であり、子供の両親が共働きの場合や介護などやむを得ない事情で子供の面倒を見ることが難しい場合に利用されます。
また、「保育園」には国から認可された認可保育園と認可外保育園があります。
認可外保育園は料金や子供を預ける時間帯など認可保育園よりもオプションが多いところがあり、また施設ごとのサービスに特色があります。

幼稚園の定義
「幼稚園」を広辞苑で調べると、
満3歳から小学校就学までの幼児を対象とする教育機関。ドイツ人フレーベルが創設。日本では1876年(明治9)に初めて設けられ、1926年の幼稚園令によって制度上整備された。現在は学校教育法上の学校の一つ。
広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、「幼稚園」は3歳以上の幼児を預かる教育機関であることがわかりました。
「幼稚園」は保育園と異なり、文部科学省所管のため教育機関の一つとしての扱いとなります。
そのため「幼稚園」では教育を目的とした活動などが行われます。


つまり「保育園」と「幼稚園」の違いは?
つまりそれぞれの違いは
- 保育園は「厚生労働省管轄の、両親がなんらかの事情で世話をすることが難しい時間に乳幼児を預けるための施設」
- 幼稚園は「文部科学省管轄の、3歳以上の幼児に対し教育を目的とした施設」
となり、「保育園」は乳幼児を一時的に両親に代わってお世話するために預かってくれる施設であるのに対し、「幼稚園」は幼児に教育を与えるための施設であることが分かりました。
乳児と幼児と児童の違いはこちらでまとめています。
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