「乳児」と「幼児」と「児童」の違い、あなたは説明できますか?
いずれも幼い子どもを意味する言葉ですが、それぞれに明確な違いはあるのでしょうか。
このページを読めば「乳児」と「幼児」と「児童」の違いがわかります。
広辞苑より
広辞苑 第七版で各言葉は次のように表現されています。
乳児の定義
「乳児」を広辞苑で調べると、
生後1年ぐらいまでの、母乳または人工乳などで養育される時期の子供。児童福祉法では1歳未満児をいう。ちのみご。
広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、「乳児」は母乳などで育つ生後1年ぐらいまでの子どもであることがわかりました。
乳児期は一生のうちで一番大きく成長する時期です。体の大きさだけでなく、運動機能や精神もどんどん発達していきます。
生後半年ぐらいで離乳食が始まり、1歳ごろまでには授乳を終えて食事から栄養を取るようになります。
幼児の定義
「幼児」を広辞苑で調べると、
おさない子。おさなご。学校教育法では満3歳から小学校に就学するまで、児童福祉法では1歳から小学校に就学するまでの子供をいう。
広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、「幼児」は1歳もしくは3歳から小学校に入学するまでの間の年齢の子どもであることがわかりました。
幼児期になると言葉を理解するようになるとともに自我が芽生え、社会性も身につき始めます。
行動範囲が広がり、親としては一番手がかかる時期かもしれません。
児童の定義
「児童」を広辞苑で調べると、
子供。学校教育法では満6〜12歳までを学齢児童、児童福祉法では満18歳未満を児童という。
広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、「児童」は広い意味では18歳未満の子ども全てを指していることがわかりました。
ニュース番組などでは、幼稚園は「園児」、小学校は「児童」、中学・高校は「生徒」などというように、年齢に応じて細かく表現を分けることもあります。
つまり「乳児」と「幼児」と「児童」の違いは?
つまりそれぞれの違いは
- 乳児は「母乳などで育つ生後1年ぐらいまでの子ども」
- 幼児は「乳児より大きく、小学校に入学するまでの間の年齢の子ども」
- 児童は「18歳未満の子ども」
となり、一般的には年齢が低い順に「乳児<幼児<児童」となり、子どもの年齢や成長度合いによって呼び方が異なることが分かりました。
寓話と童話とおとぎ話と昔話の違いについてもまとめています。
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