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倒壊と崩壊の違い。定義・意味・使い方は?広辞苑より。

言葉

「倒壊」と「崩壊」の違い、あなたは説明できますか?

どちらも建物などが壊れることを指す言葉ですが、両者に明確な違いはあるのでしょうか。

このページを読めば「倒壊」と「崩壊」の違いがわかります。

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広辞苑より

広辞苑 第七版で各言葉は次のように表現されています。

倒壊の定義

「倒壊」を広辞苑で調べると、

たおれこわれること。たおれつぶれること。

広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]

とのことで、「倒壊」は立っている状態のものが倒れて壊れることである、ということがわかりました。

立っているものなので、建物や樹木などのような目に見えるものが対象となります。
また、比較的大きなものが倒れる場合に使われることが多いです。

なお、倒壊しやすい建物の特徴としては、以下のようなポイントがあげられます。

  • 築年数が古く、補強されていない
  • シロアリなどにより柱が食い荒らされている
  • 耐震性よりもデザイン性が優先されている
  • 建物の地盤が緩んでいる

これらにあてはまる建物は、倒れてしまう可能性があり注意が必要です。

崩壊の定義

「崩壊」を広辞苑で調べると、

建築物や組織などが、くずれこわれること。

広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]

とのことで、「崩壊」はくずれて壊れることである、ということがわかりました。

「崩壊」は建物などが粉々に壊れてしまうことを指しますが、そのほかに、組織や制度なども「崩壊」の対象となります。
例えば、「制度の崩壊」というと、そのルールがまともに機能しなくなる状態を指します。

このように、目に見えるものだけでなく、目に見えないものがだめになってしまうことも「崩壊」に含まれます。

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つまり「倒壊」と「崩壊」の違いは?

つまりそれぞれの違いは

  • 倒壊は「立っている状態のものが倒れて壊れること」
  • 崩壊は「建物や組織などがくずれて壊れること」

となり、「倒壊」は対象が目に見えるものであるのに対し、「崩壊」は目に見えるものも見えないものも対象となるということが分かりました。

「災害と公害と天災の違い」についてもまとめています。

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