「公営住宅」と「UR賃貸住宅」の違い、あなたは説明できますか?
どちらも賃貸住宅の一種ですが、両者に明確な違いはあるのでしょうか。
このページを読めば「公営住宅」と「UR賃貸住宅」の違いがわかります。
広辞苑より
広辞苑 第七版で各言葉は次のように表現されています。
公営住宅の定義
「公営住宅」を広辞苑で調べると、
公営住宅法に基づき、地方公共団体が建設して、その住民に賃貸する住宅。
広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、「公営住宅」は地方自治体が提供する賃貸住宅であることがわかりました。
低所得者向けの安価な家賃設定になっていて、入居できる条件などは自治体によって異なりますが、応募人数が多い場合は抽選になることもあります。
基本的にはファミリー向けの住宅となっています。
家賃が安いことが大きなメリットですが、一方で抽選になったときに入居までの時間がかかってしまうというデメリットもあります。
UR賃貸住宅の定義
「UR賃貸住宅」は広辞苑に掲載がないためインターネットで調べてみたところ、「UR賃貸住宅」は独立行政法人都市再生機構(UR都市機構)が管理している賃貸住宅であることがわかりました。
一般的な不動産会社と異なる点として、礼金・仲介手数料・更新料・保証人が不要であることが挙げられます。
中堅~高所得者層に向けた公的賃貸住宅で、単身向けからファミリー向けまで幅広い間取りの物件があります。
応募人数が多い場合は、先着順の受付となるところがほとんどです。
更新料がないので長期間住む人にはお得ですが、一方で建物が古い、物件のあるエリアに偏りがある、などのデメリットもあります。
つまり「公営住宅」と「UR賃貸住宅」の違いは?
つまりそれぞれの違いは
- 公営住宅は「地方自治体が提供する、低所得者向けの賃貸住宅」
- UR賃貸住宅は「独立行政法人都市再生機構が提供する中堅~高所得者層向けの賃貸住宅」
となり、どちらも賃貸住宅ですが、「公営住宅」は地方自治体が管理している住宅で応募多数の場合は抽選となるのに対し、「UR賃貸住宅」はUR都市機構が管理している住宅で先着順の入居になることが分かりました。
「マンション・アパート・団地の違い」についてもまとめています。
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