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女王と妃(きさき)の違い。定義・意味・使い方は?広辞苑より。

制度

「女王」と「妃」の違い、あなたは説明できますか?

どちらも王族の女性を指す言葉ですが、両者に明確な違いはあるのでしょうか。

このページを読めば「女王」と「妃」の違いがわかります。

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広辞苑より

広辞苑 第七版で各言葉は次のように表現されています。

女王の定義

「女王」を広辞苑で調べると、

女の君主。女帝。クイーン。

広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]

とのことで、「女王」は国を統治する立場にある女性であることがわかりました。
女王が統治している例としては、イギリスのエリザベス女王が有名です。

世界的には男性を君主とする国が多いですが、一部の国では女性も王位継承権を与えられています。
・兄弟姉妹間で女性より男性が上位
  →スペイン、トンガ、ブータン
・兄弟姉妹間で男女の区別なく年長者が上位
  →イギリス、デンマーク、オランダ、スウェーデン、ノルウェー、ベルギー、タイ

なお、女性の配偶者である男性は、王ではなく「王配」と呼ばれることがあります。

妃(きさき)の定義

「妃(きさき)」を広辞苑で調べると、「ひ」の読みで掲載がありました。

①皇后に次ぐ位にあるもの。きさき。
②皇族・王族の妻の称。

広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]

とのことで、現代において「妃」は男性皇族の妻であることがわかりました。
女王のように主権を持つことはありません。

きさきは「后」と表記される場合もありますが、この場合は少し意味が異なり、

天皇の正妻。皇后。中宮。妻后。きさい。皇帝や王侯の妻

広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]

とのことで、「后」は皇族の中でも特に、天皇の正妻のことを意味します。

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つまり「女王」と「妃」の違いは?

つまりそれぞれの違いは

  • 女王は「国を統治する立場の女性」
  • 妃は「男性皇族の妻で、国の統治に関する特別な権限は有していない」

となり、「女王」は国の君主として統治する権限があるのに対し、「妃」は天皇以外の男性皇族の配偶者に対して用いられている呼び方であり、統治する権限は持たないことが分かりました。

親王と内親王の違いについてもまとめています。

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